東京・日本橋眦膕1階正面メインホールにおいて、古典京雛の伝統を継承する名匠・二世大橋弌峰(いっぽう)氏作の豪華な雛人形飾り「衣裳着七段十五人飾り一式」に、富山県南砺市の松井機業(株)が手掛ける天然シルク「城端絓絹(じょうはなしけきぬ)」のタペストリーが花を添える形でコラボ展示され、大きな話題となっている。
「城端絓絹」は、ユネスコ世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」にも近い、城端地区に戦国時代から伝わる伝統産業。ごく稀に二頭の蚕が一つの繭を作り上げる「玉繭」から紡いだ貴重な「玉糸」を横糸に、縦糸には良質な絹糸を用いて織り上げるもので、人工の織物には出来ない、独特の表情が大きな魅力となっている。

松井機業(株)は、明治10年(1877年)に、現在の南砺市で創業された老舗企業である。江戸時代、明治時代と、表具地や夏の襦袢生地などで賑わって来た城端の絹織物産業は、戦後、同業者が転業・廃業してしまったとのこと。いまも絓絹織物の製造を続けているのは同社のみとなったが、ファッションやインテリア、ステーショナリーなど、現代の生活シーンに、伝統の絹織物をマッチさせるべく、販路開拓に取り組んでおり、昨年秋に開催された「IFFTインテリアライフスタイル リビング」にも出展した。今回の日本橋眦膕阿砲ける雛人形飾りとのコラボ展示では、幅96cm、長さ4.5mのタペストリーを手織りで製作した。伝統の京雛人形飾りとともに、日本橋眦膕阿離ラシックな空間をひときわ華やかに彩る光景には、訪れたお客はしばし目を奪われ、魅入られていたようだ。日本橋眦膕阿砲ける2月26日(火)まで。

なお、松井機業では、2月24日(日)〜26日(火)、東京・文京区のホテル椿山荘東京タワー5Fカトレアで開催される「南砺市伝統的工芸品創作展 New Tradition」に「城端絹」を出品する。同展は、「井波彫刻」「五箇山和紙」とともに、地元の伝統工芸に新しい息吹を与えるクリエイションを展開するもの。3月1日(金)〜3日(日)には、南砺市井波彫刻美術館にて巡回開催される。