「東京マラソン2013」でトマトを提供 - 一足先に体験したランナーの反応は?

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2月24日に開催される「東京マラソン2013」の給食所に、「トマト」が登場する。

参加者3万6,000人に向けて、カゴメからの提供個数はなんと3万6,000個。

しかし、なぜトマトジュースではなく、トマトなのだろうか。

その理由を探るために、東京マラソンで提供されるトマトと同じものが配られるというあるマラソン練習会を取材することにした。

2月9日朝、都内某所に向かった。

そこには会員制ランニングクラブ「ハリアーズ」のランナーが集結していた。

ハリアーズは、ビギナーからプロフェッショナルまで、幅広い層のランナーが参加している会員制ランニングクラブ。

この日は5,000m記録会やチーム対抗リレーマラソンなどが行われていた。

天候に恵まれた冬のさわやかな空気の中を走るランナーたちの横に、ひときわ目を引く赤い色を発見した。

トマトだ! こちらが、東京マラソンでも提供される生鮮トマトの「高リコピントマト」と「ちいさなももこ」。

うーん、青い空と赤いトマトのコントラストがなんとも美しい。

色からしてみずみずしさが伝わってくる。

大きい方のトマトが高リコピントマト。

カゴメが独自開発したこだわりの赤系トマトで、リコピンの含有量が非常に多い。

中までしっかりと赤く、トマト本来のおいしさが凝縮されているのだとか。

小さい方はちいさなももこ。

そのかわいらしい名前の通り、やわらかい皮とほんのりと甘い味が特徴で、一口サイズの食べやすいピンク系トマトである。

練習会ではこの2種類のトマトが提供されていたのだが、これがすごい人気! 走り終えたランナーたちが次々に手を伸ばして食べては「おいしい! 」と大絶賛していた。

中には食べた人からオススメされて食べに来る人もいたほどだ。

な、なんだか見ていたらちょっと食べたくなってきたぞ……。

ということで、試しに1ついただいて食べてみた。

ちいさなももこは本当に一口で食べられるサイズなので、走りながら口に入れるのにちょうどいい。

かむとサクッと皮が裂けてジューシーなトマトの風味が口全体に広がり、適度に喉の渇きを潤してくれる。

これはおいしい! 何個でも食べられそうだ。

高リコピントマトはガブリとかじる感じでいただく。

こちらはトマトらしさが凝縮された味わいで、水分補給に最適なのはもちろん、しっかりとした食べごたえを感じることができるのがうれしい。

長時間に及ぶスポーツをしているときは水分補給も必要だが、同時におなかに負担をかけない程度の食物もほしくなるのだ。

それらをすべて満たしているトマトは、まさにマラソンにぴったりの補給食といえる。

練習会では、実際のマラソンでどんな風にトマトを走りながら食べるのか、ランナーの皆さんに走ってトマトを食べてもらった。

トマトは片手でサッとつかめるサイズで色も目立つため、非常に取りやすそうな印象を受ける。

取ったらそのまま口へと運び、頬張りながら走っていく。

食べやすく、おいしく、適度な甘みと酸味のあるトマトならではの味わいは、マラソン中の気分転換にもぴったり。

さまざまな観点から考えるに、トマトって実はランナーにとってかなりベストバランスの補給食なんじゃないだろうか。

実際のところ、”給トマト”を試してもらったランナーには味だけでなく手軽さの面でも好評だったようである。

ここまで味や食べやすさにばかり注目してきたが、実はトマトは栄養価の面でもマラソンランナーにとって最適な食物なのだ。

トマトといえば赤い色素のリコピンが最近注目されているが、このリコピン、運動によってたまりやすい活性酸素を消去する作用を持っている。

活性酸素は本来、体内の細菌を攻撃する重要な存在なのだが、運動によって増えすぎると逆に身体にダメージを与えるようになってしまう。

リコピンはそれを防いでくれるのだ。

また、トマトにはクエン酸や果糖、グルタミン酸などのアミノ酸類といった疲労軽減に効果があるとされる栄養素が含まれている。

鈴鹿医療科学大学の佐藤英介教授によれば、運動前または中間にトマトジュースを摂取することで運動後の疲労軽減効果が期待できるのだという。

トマトは水分補給だけではなく、同時に運動中の疲労を軽減させる働きも持つ優秀な食物なのである。

さて、冒頭でも書いた通り、そんなトマトが東京マラソン2013の給食所に登場する。

提供される高リコピントマトとちいさなももこは、2月初旬より東日本エリアスーパーでも東京マラソン2013公認トマトとして販売。

ぜひ一度食してみてはいかがだろうか。

スポーツの補給食として、あるいは日常的な疲労回復のお供にオススメである。