中国メディア・中国青年網は17日、タイタニック号沈没100周年を記念した「タイタニック2号」の建造を引き受けた中国企業が、建造に向けた準備が整ったことを明らかにしたと報じた。

 「タイタニック2号」はオーストラリアの大富豪クライブ・パーマー氏が昨年4月に建造にむけて出資することを発表。中国の長江航運集団金陵船廠が建造を受注した。

 記事は、同船廠の葛標廠長が16日に建造にかんする情報を明らかにしたことを紹介。同廠長は、専門チームを立ち上げ、ソフト、ハード両面の設備も多く整えるなど建造に向けての準備がすでにできており「世界の注目を受ける船を完成させる自信がある」と語った。

 同廠長によると、「タイタニック2号」の基本的な寸法はタイタニック号と同じで、9階建てで部屋数840、客室やレストランのほかにフィットネスジムやプール、図書室などを多数設置するという。工期は約3年で、2016年にタイタニック号当時の航路で初航海を行う予定だ。(編集担当:柳川俊之)