SKE48の出口陽が2月11日の握手会で複数人からスルーされたことについて、Google+(ぐぐたす)で「人としてどうなんですかね?」と本音を明かした。その発言に対して彼女へも様々な意見が届いたようだ。メンバーの松村香織による“1コメダ”に登場した出口は、「その2」として改めて今回の告白について語った。

千葉・幕張メッセで開催された“11thシングル「チョコの奴隷」(通常盤)全国握手会”でのことだ。1人のメンバーと握手する個別握手会と違い、全国握手会では主要メンバー数人の他は2〜3人が組んだレーンから選ぶことになる。この日は木本花音と出口陽がペアとなった。

ところが13日に『出口陽 Google+』で、「あの日私は10回くらい握手をスルーされました」と笑いまじりながらも不満が明かされたのだ。木本とは握手しながらも、出口には言葉をかけるでもなく前を通り過ぎたという。彼女は「それって人としてどうなんですかね?」とそのことで嫌な気分になったことを訴えると、「楽しいはずの握手会なのに、あの日は楽しくなかったです」と本音をぶつけた。

その後『松村香織 Google+』の名物でもある動画による“BBQ松村香織の今夜も1コメダ”でも心境を語っていた彼女だが、約1時間後に「説明だす。その2」として出口陽、松村香織、金子栞による本音トークが公開された。

出口のもとへは賛否のコメントが届いているようだ。「あなたは大物女優のつもり? 勘違いしないで…握手したいと思われる人になりなさい」という主旨のものもあった。彼女は「大物だなんてそんなことは思っていません」としながら、「握手したいと思われるようになれというのは納得できる」と話している。

「あなたが楽しくなかったのならば、握手したファンも楽しくなくなります」というコメントには、「握手をスルーされた時は楽しくなかったけど、他のファンとの握手は楽しかったので、全部が楽しくないという意味ではありません」と言葉足らずを詫びて誤解を解いた。

また握手会でペアを組んだ木本が「すぐに気づけなくてすみません! 私も悲しいです」とコメントした件について、出口は「花音は全然悪くない」と念を押している。彼女は告白したことについて「これまで思っていたことを口に出さなかったけど、これからはちょっと言っていこうかなと思った」と動機を明かしており、ペアを組んだメンバーを心配させる事態になるとは思わなかったのだ。

松村香織も出口の考えには共感しており、今回の件に限らず「ファンはメンバーのためだと思っても、それでメンバーの心が傷つくこともあるので、言いたいことはもっと言った方が良いと思う」と考えを示した。出口に届いたファンのコメントにも、「よく言ってくれました。大人メンバーがどんどんこういうことを発信して欲しい」といった内容が少なくない。ファンにも同様な思いがあるようだ。

そんな2人のやりとりを聞いていた金子栞も、「握手会は私のすべてだな」、「でも、握手会のことを話すとキリがないね。いいこと悪いこと…」と本音を語る。彼女は握手会の経験を振り返ると、ファンから「ニックネームをつけて」と頼まれて「1枚の時間で頭をフル回転させて考えたのに“何それ”、“ヤダ”とか言われるとちょっと」と不満をもらした。メンバーそれぞれにそんなストレスが少しずつ溜まっているのだろう。

そうやってお互いに本音を出し合うと、「こんなことで握手会が終わるのは嫌だし」と松村はメンバーも握手会を大切にしていきたい思いを伝え、「握手会で泣いたりしたくないし、メンバーもファンも楽しくやりたいよね」と語った。

握手会で出口をスルーしたファンの考えを知る由も無いが、「推しメンだけと握手するつもりだったのかな」、「それなら個別握手会に行けば」といったコメントや、「初めてのときは好きなメンバー1人だけとしかできないと思ったことがある」という経験を明かすものもあった。出口たちの気持ちが“スルーする考え”を持つファンへも伝わるのならば、次からはせめて言葉をかける程度の配慮は欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)