インテルは14日、ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、クルージュにホームで2−0と勝利した。FWロドリゴ・パラシオの2発で先勝したインテルだが、FWディエゴ・ミリートが前半7分に負傷。左ひざの前十字じん帯と外側副じん帯の損傷が確認された。同選手はおそらくシーズン絶望となる。

試合後、アンドレア・ストラマッチョーニ監督が次のように明かした。

「ディエゴにとって新しいケガだ。これまでのケガとは関係ない。いつ手術をするかを理解する必要がある。つらい光景だ。我々にとって大きな損失というだけでなく、私は彼のことを考えている。パラシオと(アントニオ・)カッサーノはますます重要となるだろう。トリデンテにバリエーションはあるが、我々は今夜、そのシステムにおいて重要な選手を失った」

パラシオはミリートの負傷について、「大事な選手を失った。彼の代わりは難しい。素晴らしいカンピオーネなんだ。僕はセンターフォワードではないけど、できるだけ貢献しようとしている。もちろん、ゴールの近くでプレーするのは好きだ。ゴールを狙えるからね。でも、サイドでもプレーできる」と話している。

一方、MFフレディ・グアリンは「彼の動き、そして顔を見て、すぐに深刻なケガだと分かった。身体全体が支えていた脚にかかってしまったんだ」とコメント。GKサミル・ハンダノビッチは「ミリートは屈しちゃいけない。長い離脱になるだろうけど、屈しちゃいけない。僕らは彼とともにいる」と励ました。

ストラマッチョーニ監督は試合について、「うまくいったね。シエナ戦でインテルはページをめくった。良い試合をしたよ。クオリティーもあり、ピンチはほとんどなかった。(マテオ・)コバチッチ? 中盤の底でも左インサイドハーフでもプレーできる。狭いところでも向きを変えられるんだ。司令塔として素晴らしいクオリティーを持っている」と話している。

なお、マッシモ・モラッティ会長は試合前に、「(マウロ・)イカルディはとてもうまくて、正しいキャラクターを持っている。加入するかどうか、様子を見よう」と話していた。