「未知アーティスト」音楽の購入のきっかけ、”無料動画配信サイト”が急上昇

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日本レコード協会はこのほど、「2012年度音楽メディアユーザー実態調査」の結果を発表した。

同調査は、2012年8月にインターネット上で行われ、全国の12歳〜69歳の男女4,948名から有効回答を得た。

それによると、この半年間(2012年3月〜8月)の新品CD購入率は29.4%で、前年より2.6ポイント減少。

CDレンタル率は前年比1.8ポイント減の21.6%、CD購入とレンタルの併用は同0.1ポイント減の7.3%となった。

また、有料音楽配信・着うたフル購入率は同4.1ポイント減の12.1%だった。

各メディアの年代別推定マーケットシェアについて見ると、CDアルバム・シングルは30代〜40代が最も多く41.8%、インターネット配信も同じく30代〜40代で42.6%。

一方、着うたフルは中学生〜20代が最多で41.2%となった。

音楽購入における「未知アーティスト」の割合を調べたところ、CDアルバムでは41.7%、同シングルでは35.5%、有料音楽配信アルバムでは41.6%、同シングルでは38.2%と4割前後だったのに対し、着うたフルでは50.7%と半数に上った。

「未知アーティスト」を購入するきっかけを尋ねると、CDでは「テレビ番組(音楽番組)」が18.6%で最も多かったが、3位に「無料動画配信サイト」が16.9%で入り、前年7位から急上昇。

また、着うたフル・音楽ファイルでは「無料動画配信サイト」が21.6%でトップを獲得した。

この半年間の音楽との関わり方を聞いたところ、音楽を聞くために、音楽商品を購入したりお金を支払ったりしたことがある「有料聴取層」は46.6%(前年49.6%)。

他方、「無料聴取層」は17.1%(同17.0%)、「無料聴取層(既知楽曲のみ)」は18.4%(同16.4%)、「無関心層」は17.9%(17.0%)だった。

有料聴取層の減少は40代において顕著で、2009年の56.9%から2012年には44.1%まで落ち込んでいる。

有料聴取層が減少した理由としては、「現在所有している音楽で満足している」が38.0%で最多。

次は「金銭的な余裕が減った」で29.6%だった。

一方、無料聴取層の非購入理由を見ると、「購入しなくても好きなときに聴取できた(YouTubeなどを使った)ため」が32.0%で最も多かった。

ライブ・コンサートの参加率は全体平均で約3割。

うち、女性は全年代層において高く、男性と比べて50代以上のエルダー層の参加率が目立った(50代29.3%、60代31.6%)。

1年間の合計チケット代は約1万6,670円、会場での関連商品・グッズの平均支出額は年間約5,982円、CD・DVDの購入金額は同約1,519円となった。