三越伊勢丹「伊勢丹新宿本店」リモデルの全容発表 100億円投資

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 三越伊勢丹ホールディングスが2月13日、伊勢丹新宿本店の再開発について説明会を開催し、3月6日のグランドオープンの全容を発表した。正面玄関を80年前の開店時の姿によみがえらせ制服のデザインを一新、編集売り場「TOKYO解放区」の設置など内装から環境まで抜本的に改革。代表取締役社長の大西洋氏は、「100億円に近い多額の投資になるが、お客様の期待に答え企業の目指す方向性を示したい」と話した。

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 伊勢丹新宿本店の再開発のコンセプトは「世界最高のファッションミュージアム」。2012年6月から順次リモデルオープンを進め、3月6日に全館の改装が完成する。東京の「旬」を提案する本館2階には東京のデザイナーズブランドやリアルクローズを集める「TOKYOクローゼット」や「イセタンガール」、通勤スタイルをミックスコーディネートで提案する新コンセプトショップ「メゾン トゥモローランド」を新設。プロモーションスペース「パーク」には、東京カルチャーを発信する「TOKYO解放区」、「代官山蔦屋書店」とコラボレーション売り場を展開する「DECADE(ディケイド)」、青山「Sky High(スカイハイ)」がプロデュースするジュースバーが設置される。本館3階の「パーク」には、「Comme des Garçons POCKET(コム デ ギャルソン ポケット)」や1年限定ショップ「LESPACE Maison Martin Margiela(レスパス メゾン マルタン マルジェラ)」、そして「ローズベーカリー」の小型店舗が出店し、本館4階には「SAINT LAURENT(サンローラン)」「TOM FORD(トム・フォード)」などハイエンドブランドを集積したゾーン「インターナショナルラグジュアリー」がオープン。店内の各所には66台のデジタルサイネージを設置し、トイレや駐車場なども改装される。

 キーヴィジュアルには、現代アーティスト名和晃平と写真家の篠山紀信を起用。案内係の新制服はデザイナーYOKOCHAN(ヨーコチャン)が手がけた。伊勢丹新宿本店について大西氏は「グループの利益の8割が生まれている店。今以上の収益を高める店じゃなければならない」とし、2008年のリーマンショック前から計画されていたという再開発とグランドオープンに向けて「他にはない体験ができる店作りに取り組み、わくわくするような店を目指したい」と話した。