肩こり予防は足元から!?






肩こり予防は、実際に肩こりを感じる部分とは離れた部位にも配慮するべき、ということがいえるケースが、実はとても多いのです。「ノートパソコン入りのかばんを、通勤に持ち歩いているからだと思います」と、かばんの重さが肩こりの原因になっているのでは、と思っている人が多いようですが、それだけが影響しているわけではない場合もあります。



肩こりを生じる一要因として、かばんを肩にかけたり、手で持つなどしたりしたときに体が傾くことを防ぐために、姿勢を調整するべく体のあちこちの筋肉が働くといった無意識のうちの機能があります。の状態が続いたり、反復されたりすることで、筋肉が疲労し、肩こりを生じることがあります。



その時、さらに筋肉に負担がかかってしまい、肩こりが悪化しやすくなる要因として、「足の状態」があります。



なぜ、足が原因かというと、地面に着く足の状態は、姿勢のバランスをとる際に土台としてもとても重要だからです。



かばんを肩にかけたり、手に持ったりして、歩行、姿勢を変えるなどしたとき、履いている靴が体に合っていないと、姿勢維持のために余計なエネルギーを筋肉が必要とすることになり、疲労しやすくなります。



かばんや腕、頭の重さを首や肩周り、背中の筋力でカバーすることで重心バランスをとり姿勢を保持するのですが、合わない靴を履くと、不安定な土台で頑張っていることになり、肩こりが強まりやすくなると考えられます。



靴が体に合っているかを確かめる時、靴の履き心地もポイントになりますが、靴をはいた状態で、いつも使用しているかばんを持ってみると分かることがあります。



合っていない靴では、かばんがいつもより重く感じたり、いつもより肩周辺に違和感があったりと、何か不具合を感じやすくなります。



実際に家の前を少し歩いてみると、分かりやすいかもしれません。また、新しい靴を買う場合は、普段使用しているかばんを持ち、試着してみるというチェック方法もあります。靴が合ってないとわかっても、履かないのはもったいない…という場合は、荷物が多い時や長距離を歩くことは避けるなど、負担を減らすようにしましょう。



(文/檜垣暁子)



■著者プロフィール



檜垣 暁子(ひがき あきこ)

オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド

http://allabout.co.jp/gm/gp/51/

カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。