今月注目!経済の言葉「新政権誕生」
自民党大勝の是非は置いておいて、相場の安倍期待モードは大歓迎!あっという間に日経平均1万円台乗せ、キター!!!主要株はもちろん、バカバカ上がる銘柄がめじろ押しで編集部員もウキウキですっ♪


昨年12月16日の第46回衆院総選挙は、投票率は59%と戦後最低でしたが、事前予想通り、自民党が圧勝し政権を奪還。単独過半数を大幅に上回る議席数を獲得しました。自民党時代の尻拭いを民主党がしていたわけで、「3年3カ月で何がわかるの……?」とも思いますが、マーケットが“ゲンキン”なのも事実です。

選挙前から、自民党が日銀に対し金融緩和の強化を求めるとの思惑から、低金利が追い風となる不動産関連株が注目され、同時に円安進行で輸出関連株も活況に。また、「国土強靭化計画」でインフラ整備や公共投資が膨らむとの見方から、建設関連なども好調でした。

選挙が近づくにつれ日本株は上昇し、選挙翌日の12月17日の株式市場は自民党圧勝を好感し、円安・株高・債券安が進行。19日には、日経平均株価は大台の1万円を突破。昨年最大の上げ幅となった237円高の1万160円で引けました。

マーケットの大きな流れは変わりつつありますが、政権に復帰といえどもスタートしたばかりです。安倍さんの手腕が厳しく評価され、それが株式市場にも大きく影響する可能性は大です。

とはいえ、自民党の政策にある「国土強靭化計画」は要注目。10年間で200兆円ものインフラ整備、公共投資でデフレ脱却を図るというプランは、マーケットにはやはり魅力的♪

中央自動車道のトンネル崩落事故が起きたばかりの今、急務になっている橋やトンネル、高速道路などの修復工事関連=インフラ関連は、2013年のメインのテーマになりそうです。

景気回復の際に市場を牽引するのは銀行をはじめとする金融セクターというのが定説ですが、これからスタートしそうな、景気回復で相場の主役になりそうなのは、2012年に引き続き不動産関連、そして土木建設関連かも!

このIT時代に、古典的との声もありますが、お金を動かさなければ雇用が生まれず、雇用がない国は衰退するだけ。何はともあれ、新政権誕生に大いに期待したいところです♪

若林史江(わかばやし・ふみえ)
株式アドバイザー、徳山大学経済学部特任講師

この連載では経済を背景に移り変わる金融用語を、できるだけわかりやすく紹介していきます♪



この記事は「WEBネットマネー2013年3月号」に掲載されたものです。