”工場製野菜”、過半数が認知--「露地物に比べ清潔感」「長年の摂取が心配」

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三菱UFJリサーチ&コンサルティングは12日、「植物工場製野菜に関する消費者調査」の結果を発表した。

同調査は、2月1日にインターネット上で行われ、一次調査(認知度に関するもの)3万人、二次調査(購買経験・希望に関するもの)627人の有効回答を得た。

まず、工場製野菜の認知度を調べたところ、55.1%が「知っている」(「知っていて購入したことがある」17.8%、「知っているが、購入したことはない」37.3%の合計)と回答し、2009年の前回調査時(36.1%)より、認知度が18.9ポイント上昇した。

一方、「知らない」は45.0%だった。

野菜を購入する際に重視する点を聞くと、最も多かったのは「価格」で80.1%。

以下、「鮮度」が60.8%、「旬・季節性」が47.7%、「産地」が40.7%と続いた。

前回調査(「鮮度」86.5%、「価格」75.3%)と比べると、価格ニーズが高まったことが明らかになった。

野菜の栄養価に対する意識については、「非常に意識する」が4.3%、「意識する」が27.0%、「やや意識する」が41.5%となり、これらを合わせると72.8%が意識している結果に。

それに対して、「まったく意識しない」は2.1%、「あまり意識しない」は25.2%だった。

工場製野菜を知ったきっかけを尋ねたところ、圧倒的に多かったのが「テレビ」で74.4%。

次いで、「店頭」が10.0%、「インターネット」が6.1%となった。

工場製野菜を主に購入する場所は、「スーパー」が71.5%でトップ。

以下、「百貨店」が19.0%、「八百屋」が11.7%、「宅配サービス」が5.8%と続いた。

購入頻度については、「定期的には購入していない」が最も多く52.7%。

次いで、「週1〜3日」が20.4%、「月1〜3回」が18.2%となった。

工場製野菜に対する価格感度を調査したところ、消費者が許容する価格(妥当価格)は「140円」(リーフレタス・国内産半束100円を基準)で、露地野菜の1.4倍程度の範囲内であることがわかった。

工場製野菜の今後の購入意向を質問すると、「場合によっては購入してみたい」が60.4%で最多。

次に「どちらとも言えない」が21.0%となった。

一方、「購入したいと思わない」は1.0%、「あまり購入したいと思わない」は4.9%にとどまった。

工場製野菜に対する意見・要望のうち、好意的意見としては「露地物に比べて清潔感がある。

価格が安定していそう」(56歳・女性)といった安全・安心・清潔面で支持する意見が多かったと同時に、安定した価格に対する支持・期待も見られた。

反対に、懐疑的意見では「まだ世に出て日が浅いので長年摂取した場合の影響が心配」(60歳・女性)など、体内摂取の影響に対する懸念のほか、価格、健康・自然に繋がらないイメージ・ネーミングに関する意見が寄せられた。