その習い事、本当に子どもの将来の役に立ちそうですか?【イラスト/斎藤ひろこ】

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小学校からは義務教育。そのため、子どもが公立の小学校に進めば、入学金や授業料はかかりませんし、一部の副教材を除いて、教科書代などもタダです。給食代や文具代といった細かな出費はあるにせよ、幼稚園・保育園の保育料に比べれば月々出ていくお金を減らせる家庭がほとんどでしょう。今回は、そんな子どもが小学生であるときには家計とどう向き合うのが適切かをお話ししていきます。

せっかくの"貯め期"を浪費でフイにする家庭が多い

 この連載でも何度かお話ししているように、人生には比較的お金を貯めやすい"貯め期"があります。前回、「子どもが小さいうちはお金を貯めにくい」とお話ししましたが、小学校に上がってしまえば、一転して家計に占める教育費の負担は軽減されます。もちろん、子どもの人数にもよりますが、一人でも小学校に上がれば、家計はラクになる、と考えていいでしょう。

 小学生ともなれば、さまざまなことが自分でできるようになる年齢ですから、親が子どもに割かなければならない時間も、基本的には減少するはずです。少し寂しいことではありますが、その空いた時間でお母さんが仕事に復帰したり、パートをしたりすることも可能になるでしょう。その意味でも、子どもの小学生時代は家計がラクになりやすい時期といえます。

 にもかかわらず、そんな貴重な"貯め期"に、お金を使いすぎてしまう人は後を絶ちません。ちょっと余裕ができると、これまで保育料で飛んで行った分を貯蓄に回さず、子どもの教育費にドンドコつぎ込んでしまうお父さん、お母さんは本当に多いです。

 小学校の低学年なら、まだまだ遊びたい盛りでしょうに、塾だ英語だ、水泳だピアノだ――と、あらゆる習い事をさせている家庭をいくつも目にしてきました。もちろん、そのおかげで、本来余裕が出るはずの家計はガタガタになっているのですが、親御さんは「子どものためなので、仕方ないんです!」と信じこんでいるのです。

 まだまだ小さな子ども達には、本人が希望する以外の塾や習い事で知識や技能を詰め込むよりも、自由に遊ぶほうが大切だと個人的には思います。それをコンサルティングに来た方に強要することはありませんが、家計の状況をゆがめてまで、塾や習い事に行かせるべきなのか、今一度考えてください――とはよくお話しすることです。

 収入が増えにくい時代です。だからこそ、家族で協調し、ときには我慢も覚えながらやりくりすることが家計のためになり、ひいてはお子さん自身のためにもなる気がします。

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