『世界の投信王』成績優秀者が”こっそり”教えてくれた「投資の極意」とは?

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安倍新政権が成立して以降、円安・株高の局面が続いている。

投資にはいい機会なのではないかと思い始めたが、今まで投資をしたこともないのでどうすればいいのか分からない。

そこで、知人に、「投資には興味があるんだけど、何から初めていいのか分からない」と聞いてみたところ、面白いゲームを紹介してくれた。

そのゲームとは『世界の投信王』。

仮想の運用資金10億円を元手に、いくつかの国・地域を組み合わせて投資し、年間の運用成績を競うゲームだ。

日興アセットマネジメントが運営しており、約13,000人が参加している。

ルールは簡単。

35の国・地域から好きなところを選び、それぞれの国・地域に、手持ちの資金をそれぞれ何パーセント投資するかを決めるだけでよい。

投資に関する詳しい知識がなくても気軽に挑戦できるのが特徴だ。

リアルなリスクなしに投資について学べる、投資初心者には最適のゲームである。

大変興味深く思っていたところ、日興アセットマネジメントが、2012年の成績優秀者が集う表彰式を開催するとの情報をキャッチ。

これはグッドタイミング。

ぜひとも運用のコツなどを聞いてみたいと思い、取材を申し込んでみた。

表彰式は、1月30日に東京・六本木の東京ミッドタウンにある日興アセットマネジメントの「日興AMファンドアカデミー」で開催された。

2012年は、欧州債務問題の再燃やアメリカの大統領選挙、「財政の崖」問題、日本国内でも政権交代が行われるなど変化の激しい1年で、運用も難しい局面が多く、表彰式で表彰されるために集った成績優秀者は、それぞれ猛者ぞろいと見受けられた。

そこで、将来の投資に備える意味もあり、これは絶好の機会と思い、成績優秀者の方々に2012年の運用内容を振り返ってもらうことで、投資の”極意”をつかもうとインタビューを試みた。

以下では、インタビューから筆者が勝手に判断した”極意”を紹介していきたい。

表彰では、春夏秋冬シーズンごとの成績上位者と年間の成績上位者が発表された。

まず、1-3月の運用成績を競う「冬の陣」で2位を獲得したtaroさん(騰落率(※)30.87%)の話を聞くことができた。

taroさんは投資に関してはまったくの初心者だそうで、「勉強も一切していなくて、偶然いい成績が残せた」と謙遜する。

だがその一方で、「市場の動きや他のプレイヤーの皆さんの動きを見ていると、何となく上げ下げの感じがつかめるようになってきた」というのだからあなどれない。

「それで気になったときに国の入れ替えをしていたら、いつの間にか上位に入っていた」と、ゲームを進めながら、”市場の動き”に慣れていったことを明かしてくれた。

投資初心者の筆者にとっては大いに参考になるところだ。

また、初心者としては多くの国に分散投資すればそれだけリスクが小さくできると考えてしまうところだが、必ずしもそうではないということを教えてくれたのが、7-9月の運用成績を競う「夏の陣」で1位をとったつかぴーすさん(騰落率19.83%)だった。

「分散しすぎると平均的な成績に落ち着いてしまうと思い、ルールで認められている最小限の4カ国に絞って投資をした」というのだ。

「投資国も年間を通してあまり変えず、ここぞというときにだけ変えた。

そのタイミングがうまく当たった」と短期決戦の”極意”を披露してくれた。

一方、「夏の陣」3位の波乱万丈さん(騰落率17.17%)は、「通貨に着目して、ユーロを使っている国で100%構成した」と、「ユーロ」をキーワードに投資を行ったことを明らかに。

「最初は芽が出なかったが、待っていたら芽が出てて、運が良かった」と話した。

「ユーロ」といえば、ギリシャの債務問題で、世界の市場を揺るがせた通貨。