奨学金の金額、「年200万〜300万未満」最多--貸与型「返還に不安」が半数超

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Benesse教育情報サイトはこのほど、大学受験予定の高校生の保護者と現在大学生の保護者に対して実施した「奨学金制度」に関する調査結果を発表した。

同調査は、2012年12月12日〜18日の期間に行われ、同サイトメンバー732人(うち受給予定者134人)から有効回答を得た。

まず、大学進学にあたり奨学金の利用(利用予定)について尋ねたところ、高校生の保護者の23.4%が「利用予定」、29.4%が「検討中」と回答。

反対に「利用予定はない+検討していない」は47.2%だった。

一方、大学生の保護者では、「利用中」が40.3%、「検討中」が5.5%となったのに対し、「利用していない+検討していない」は54.2%だった。

進学費用が足りなかった場合、子どもの大学進学をどう考えるか聞くと、「お金を借りてでも、志望大学に進ませる」が56.1%で最多。

それに対して、「お金は借りず、今あるお金で進める大学に変更する」は21.9%、「未定」は22.0%だった。

奨学金を現在利用している、または将来利用することがほぼ決まっているという保護者に対して、利用中(利用予定)の奨学金の1年間に受け取る金額を質問したところ、トップは「200万円〜300万円未満」で30.5%。

以下、「100万円〜200万円未満」が22.4%、「100万円未満」が20.7%と続いた。

続いて、利用中(利用予定)の奨学金制度の種類とタイプを尋ねると、奨学金制度の種類では、「日本学生支援機構(JASSO、旧日本育英会)」が70%以上。

次は「学校の奨学金制度」で約10%だった。

奨学金制度のタイプでは、「貸与型」が86.2%(有利子47.7%、無利子38.5%)、「給付型」が12.6%となった。

利用中(利用予定)の奨学金制度のメリット・デメリットを聞くと、無利子・貸与型のメリットとしては「利子がないこと」、給付型は「返還義務がないこと」が多数を占めた。

また、有利子・貸与型については「大学在学中は利子がつかないこと」などのコメントが見られた。

一方、デメリットとしては、貸与型は「返還が長期間にわたること」、給付型は「成績によって給付資格が無くなってしまうので、精神的にハードな面がある」といった意見が寄せられた。

奨学金の返済義務や滞納リスクについて、子どもは「理解しているようだ」と考える保護者は86.7%(「まあ理解している」67.2%、「とても理解している」19.5%)。

また、奨学金の返還について、不安が「ある」保護者は約53%、「ない」は約45%となった。

今後、奨学金制度の利用を考えているという保護者に、現在自分の家庭で利用中(利用予定)の制度を「すすめたい」と考える保護者は81%(「とてもすすめたい」10.3%、「まあすすめたい」は70.7%)だった。