世界のバレンタイン事情

まもなくやってくる2月14日。そうバレンタインデー!!。

学生時代、記者はオーストラリアに留学していた経験があります。その際に遭遇したバレンタインでは男性から女性に花束を贈るケースがもっぱらで、当日は街中に花束を抱えた人を目にしました。

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バレンタインといえば、日本では「女性から男性にチョコレートと共に想いを贈る」という習慣がありますが、海外ではどんなことをしているのでしょう?

 

――イギリス

日本と同様「愛を告白する日」のようです。ただし、男性から女性へという場合がほとんど。でも女性からというのも有りだそうです。

やり方は、日本のようにチョコレートをプレゼントして正々堂々という訳でなく、匿名でプレゼントやカードを贈るそうです。
そして受け取った側はその相手を「誰かな〜」と思いながら探すわけです。すぐに思いあたればいいですが……。ちょっとしたゲームですよね。

なお、すでに恋人や結婚しているカップルにとっては「愛を確かめ合う日」になり、一緒に旅行をしたりプレゼントやカードを贈ったりしているそうです。

――イタリア

バレンタインの本家イタリアでは、バレンタインの起源「バレンティーノ司教」が処刑された日、2月14日の事を「サン・ヴァレンティーノ」と呼び、バレンティーノ司教を偲ぶ日として祭日に定めています。つまり宗教行事のひとつなんですね。

勿論本家本元なだけに「愛する者同士の日」という意味もあり、男性から女性へプレゼントやカードを送ったり一緒に旅行にでかけたりするようです。
ちなみにプレゼントの代表は花束。「この花よりも君は美しい」なーんて言いながら贈っているとか?流石アモーレの国!

なお、独り者についてはこの日は全く関係がない日だそうです……。

※バレンティーノ司教
結婚を禁じられたローマ兵士達をこっそり結婚させたため処刑された。処刑された日が2月14日。

――ケニア

あまりバレンタインという文化が浸透していないようで、国民の25%程度しか祝わないイベントだそう。
贈るものは洋服・靴・花など。贈る側は男性から女性へというケースがほとんどのようですね。

――インド

国民の80%がヒンズー教徒という国。かつてはヒンズー教過激派による「バレンタイン恋人襲撃予告」なる事件も起こっています。

そんなインドでもちゃんとバレンタインはありました。ただし、男性から女性、または家族へというケースが多いようです。
そして贈りものの多くは花束やプレゼント、そしてカードなどだそうですよ。

――サウジアラビア王国

サウジアラビアでは、クリスマスやバレンタイン含めた他宗教のイベントを禁止しているそうです。
特にバレンタインについては取締が厳しく、最悪死刑になることもあるとか……。

バレンタインのシーズには、バレンタインを連想させる赤いバラや赤い商品、ハート型のグッズなどが当局の指導により店頭から撤去されるそうです。

でも、実際のところは「バレンタインではない!」と言い切り、脱法行為的な形で祝っているケースが多いそうですよ。

――中国

中国ではバレンタインの事を「情人節」と言い「恋人の日」とされているそうです。
こちらでも、他国と同じく男性から女性へプレゼントを贈る場合がもっぱらだそうで、バラの花束+食事+プレゼントがセットのよう。
なお、贈るバラの本数で意味合いが色々あるそうですよ。
例えば11本なら「僕にはあなただけ」、99本なら「永遠に愛しています」、108本なら「結婚してください」などがあるそうです。

――アメリカ

こちらのお国でも認識は「愛する人同士の日」という認識が一番メインだそうです。男性から女性へプレゼントを渡すケースが多く、チョコレートに限らずちょっとしたお菓子と花束やぬいぐるみなど。
ただし、最近ではアクセサリーやバックなどの高級品を求められることも多く、一部の男性陣にとっては財布の痛いイベントになりつつあるとか……。

なお、アメリカには義理チョコ的な文化もあるようですが、日本のように個別にという訳ではなく、大入り袋のお菓子をあけて、みんなに配るような感じだそうです。

ちなみに一部の小学校では、「仲間外れがでないように」という意味で、クラス全員でカードの交換会が行われているところもあるとか……。大変ですね。

 

今回調べてみて分かったのが、バレンタインの贈り物は海外では圧倒的に「男性から女性へ」というケースが多いこと。

またプレゼントについてもチョコレートとは決まっておらず、チョコレートはあくまでプレゼントの選択肢のひとつという感じでした。
その他に驚いたのが「ホワイトデー」という習慣がアジアの一部国を除きほぼないこと。西洋圏に至っては今回調査した限りでは皆無といった感じでした。

でも素敵ですよね、バラの花束を持った男性が女性に告白する日。
日本では女性から男性からがもっぱらですが、こういう事も少しは日本でも浸透してくれてもいいのかな?と思います。

(文:宮崎美和子)