ラジオパーソナリティに聞く! 「滑舌よく話す方法」

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自分では普通に話しているはずなのに、「えっ?」と聞き返されたり、「もう1回言って!」と言われることはありませんか。「もっとハッキリ発音してよ!」なんて言われたときには、さすがにヘコみますよね。もっとクリアに話せたらいいのに......。ハキハキと滑舌よく話すにはどうしたらいいの? 誰か教えて!

今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、FM西東京「Radio Butterfly Effect」(http://www.facebook.com/RadioButterflyEffect)でパーソナリティを務める西村華奈穂さん。聞き取りやすく美しい声の持ち主・西村さんに、滑舌よく話すコツを聞きました。

■ぼそぼそ声の原因は「動かない唇」にあった!
−滑舌が悪くぼそぼそと話す人の特徴はあるのでしょうか?
「滑舌が悪い人の多くは唇を動かしていないか、ほとんど口を開けていません。開けている人でも、大きさはピーナツくらい。そのため、唇の動きが小さく滑舌が悪くなってしまうのです。まずは、意識して口を大きく開け、唇を縦横に動かしてみましょう」

同じ言葉を発するのでも、口を大きく開けるか、ほとんど閉じたままにしているかで、聞こえ方はまったく違うようです。

「社会人研修で話し方講座を担当することもあるのですが、『あ・い・う・え・お』を恥ずかしがらず、大きな口を開けて、明確に発音するといったレッスンも行なっていますよ。『あ』では思いっきり口を大きく開き、『い』だと思いっきり口角を上げるのがポイント」

実際にやってみると、自分が普段いかに口を開かずに話しているかが分かります。さっそく今日からでもおうちで取り組みたい!

■ボイスレコーダーが役に立つ!
−気軽に挑戦できる"滑舌改善法"はありますか?
「滑舌が悪い人に共通しているのが、喋り出しが早くなってしまうこと。そうなると、最初から最後まで速いスピードで、滑舌の悪い状態が続いてしまいます。何を言っているのか、自分も他人も分からない、なんてことになる可能性も。出だしとなる言葉をゆっくり・はっきり・丁寧に発音してみることが大事です」

滑舌の悪い人には早口の傾向もあるよう。むしろ「ゆっくりかな......」と思えるくらいのスピードでもいいのだとか。

「自分の発音をスマートフォンなどのボイスレコーダーで録音し、聴いてみるのも効果的ですよ。いかに自分の滑舌が悪いか、早口になっているかが分かります。人から指摘されるよりも、自分で気付く方が直りやすいですからね。もし気になったら、ゆっくり・はっきり・丁寧にの3つを心がけて、何度も繰り返し練習したあとに、最初に録音した発音を聞いてみましょう。徐々に良くなっていくのが分かって励みになるはずです」

自分の話し方を客観的に知ることで「課題」が浮き彫りになります。ボイスレコーダーは有効活用できそうですね!

■身近にあるものを音読してみよう!
「お風呂で鼻歌を歌う人もいますよね。適度に声の響き渡るお風呂は、声を出しやすい空間です。そこで目についたものを全部読んでいく、という方法もあります。シャンプーのボトルの裏にある『これは飲み物ではありません』などでも構いません。湯船に浸かっている時間を利用して、注意書きなどを片っ端から読みあげる、というのも有効なトレーニングになります」

半身浴をしながら本や雑誌を読むという人は、それらを口に出して読んでみるといいですね。ただし、近所のご迷惑になるので声の大きさはほどほどに。

「新聞を音読するのもあり。特に経済系の新聞はいいと思います。かんでしまいやすい言葉や聞き慣れない言葉が多く出てくるので、自分が苦手とする言葉のタイプが分かりますよ。聞いている人がいるという意識のもとで、緊張感を持って読み上げましょう。3日ほど続ければ効果はかなり出るはずです」

ただ読むだけではなく、口に出して読み上げることで内容も頭に入ってくるので、まさに一石二鳥! ニュースを音読する習慣をつけてみるのもよさそうです。

「ハキハキと滑舌良く話す人は健康的かつ積極的だと思われて、仕事もできそうな人に見えますよね」と西村さん。つまり、ハッキリと話すだけでおトクがいっぱい! みなさんも、上記でご紹介した"滑舌改善トレーニング"、ぜひお試しくださいね。

(池田園子+プレスラボ)