国から補助が出るのはどんな家?



不動産物件の中には、国や自治体から補助金や助成金が出るものがありますが、それは具体的にどんな物件や住宅なのでしょうか? 不動産業者の方に住宅の補助制度について聞いてみました。



――不動産物件の中には、自治体などから補助金や助成金が出るものがありますが、具体的にはどんな補助金制度があるのでしょうか?



一つは「長期優良住宅」というものです。長期優良住宅というのは、耐震性や省エネルギー性などが高い物件のことです。こうした良質な住宅は減税措置などを受けることができます。



――この長期優良住宅にはどんな補助が出るのですか?



まずは住宅ローン減税ですね。平成24年度は一般の住宅ですと300万円までしか受けることはできませんが、長期優良住宅の場合は最大400万円までローン控除を受けることが可能です。



――ほかにはどんなメリットがありますか?



「登録免許税」や「不動産取得税」、または「固定資産税」といった税金の負担も軽減されます。特に固定資産税は戸建ての場合は5年の間半額となるので、非常にお得ですね。



――ほかに補助金や助成金が出る物件というのはありますか?



家賃の補助が発生する「特定優良賃貸住宅」というものもあります。これは特定の条件を満たした賃貸住宅に入居する場合に、家賃の一部を自治体が補助するものです。



――補助額はどれくらいなのですか?



どれくらいの補助が出るかは、入居者の所得によって決まります。また、補助は年々少なくなり、入居者が家賃分を全部負担するようになった段階で打ち切りとなります。



――それまでは補助が出るのですね。そういった補助の出る物件に入居するにはどんな資格がいりますか?



これも自治体によって異なりますが、基本は「日本国籍を所有していること」や「親子を主体とした家族であること」といった内容なので、そんなに厳しいものではありません。ただ、希望者が多い地域もあるので、容易には入居できないでしょう。



――こういった自治体が行っている助成制度は多いのですか?



そうですね。耐震リフォームをする場合に補助金が出る自治体や、バリアフリー住宅や高齢者専用住宅の補助もありますから、一度お住まいの地域ではどんな補助制度があるのか調べてみるのもいいかもしれません。





こうした補助制度を受ける資格を満たしているにもかかわらず、活用できていない人もけっこういるそうです。住宅を建設する際や、リフォームをする場合は、こうした補助制度を上手に活用していきたいですね。



(貫井康徳@dcp)