ネットオークションに出品されている家ってどうなの?



不動産物件がオークションサイトなどに登録されているのをよく見かけますが、こうしたオークションサイトの物件というのは信頼できるのでしょうか? また、一般の不動産取引とはどんな点が異なるのでしょうか? 不動産業者さんに聞いてみました。



――オークションサイトなどで、不動産物件が出品されているのを見かけることがあるのですが、ああいった物件は信頼できるのでしょうか?



オークションに登録されている物件は、不動産会社が顧客確保の手段の一つとして出品しているケースがほとんどです。オークションサイトを運営している企業が不動産業者と顧客の「仲介役」になっているといえますね。ですので、基本的には違法物件や詐欺などがないよう、審査を受けている物件が出品されています。



――ということは、危ない物件を落札してしまってがっかり、というのは起こりにくいんですね。



そうですね。そこは一般的な物件の取引と同じく、瑕疵(かし)がある物件を取引することは違法になります。オークションサイト側としても、危ない物件を取り扱うわけにはいきませんよね。



――こうしたオークションでの物件の取引は、具体的にどのような手順で行われるのでしょうか?



基本的には一般のオークションと変わりません。購入希望者が希望額を入札していき、最高額で入札した人がその物件を取引できます。通常の取引だと、先にその物件を見つけて取引した人が優先ですが、オークションではとにかく最高額で入札した人が権利を得ることができます。



――入札前に、その物件を見ることはできるのですか?



物件の内覧は、一般の不動産取引と同じで可能です。落札後は、業者と契約を交わして購入完了となります。オークションサイトや出品している会社さんによって異なる部分もありますが、基本的にはこういった流れで取引が行われます。



――先着順か入札制度か、という差だけで、基本的には普通の物件取引と変わらないんですね。



そうですね。あくまで物件を取引する手段の一つですから。



――不動産オークションのトラブルはどんなことがありますか?



よくあるのが、キャンセルに関するトラブルでしょうか。基本的には、落札後は入札者側からのキャンセルができませんので、落札後に気が変わったという話になるとトラブルになったりしますね。



――入札をするならよく考えて、ということですね。



あとは大手オークション以外で起こるのが、インターネット上で不動産の個人取引をして、トラブルになるケースです。甘い話もありますから、注意しないといけません。



――安いからといって飛びつくと、思わぬリスクを背負うことになるのですね。





基本的には、大手オークションに出品されている物件では、瑕疵(かし)物件や詐欺などのトラブルに遭うことはほとんどないそうです。思わぬ掘り出し物も出品されていたりするそうなので、家探しをしている人は一度オークションサイトをのぞいてみるのもいいかもしれませんね。



(貫井康徳@dcp)