できれば避けたい金縛り、どう予防する!?






ふと目が覚めたかと思ったら、だんだん体が重くなって締め付けられる感覚が…体は動かせないし、声も出せず、気ばかり焦るといった体験をしたことはありませんか?



いわゆる「金縛り」と呼ばれるこの状態、眠りも中断され、再び眠るもすぐにまた金縛りになったりと、安眠を妨げられるため、できれば避けたいものです。





睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の二つの睡眠期がありますが、金縛りは夢を見やすいレム睡眠時に起こります。脳は活発になり目覚めた状態なのに、体の筋肉は弛緩(しかん)していて動かすことができず、恐怖を感じてしまうことが多いのです。



ノンレム睡眠とレム睡眠は交互に表れますが、何らかの原因でレム睡眠が早めにおとずれたり増えてしまったりすると、金縛りにあいやすくなると考えられます。





よって、金縛りの原因は睡眠のリズムが乱れてしまうことが原因ということになります。海外出張で時差ボケになっていたり、深夜まで仕事が続き、良い睡眠がとれなかったなど…といったこともきっかけとなりえます。一晩のうちで、目覚める時間が近づくにつれてレム睡眠の割合が増えるのが正常です。



金縛りはどうしたら避けられるでしょうか。



まずは、睡眠の質が低下しないように心がけることです。起床時間を遅くし過ぎたり、昼寝を長くとりすぎるなど、夜の睡眠サイクルに影響が出ないようにしましょう。



質の良い睡眠をとるためには、朝、しっかりと日の光を浴びて目覚めるといった基本的なことも大切です。嫌な出来事やショックなことなど、精神的なストレスが直接的に金縛りにかかわるとは言い切れませんが、心身のストレス状態は睡眠の質を低下させるため、ストレスとの上手な付き合い方や逃げ道も、普段から考えておく必要があります。



(文/檜垣暁子)



■著者プロフィール



檜垣 暁子(ひがき あきこ)

オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド

http://allabout.co.jp/gm/gp/51/

カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。