大友克洋、細田守を「次世代を引っ張る人」と称賛 - 毎日映画コンクール

写真拡大

第67回毎日映画コンクールの授賞式が7日、神奈川県川崎市のシネコン・チネチッタにて行われ、細田守監督が『おおかみこどもの雨と雪』でアニメーション映画賞を、大友克洋監督が『火要鎮』で大藤信郎賞を受賞し、記念のトロフィーを受け取った。

細田監督は「毎日映画コンクールのアニメーション映画賞というと、アニメーションに携わる者だったらみんな憧れている賞ですので、とても光栄に思います」と笑顔を見せ、「このトロフィーを持ちますと、制作途中のいろいろな苦労をスタッフと共に乗り越えたということが思い出されますので、スタッフやキャストの面々と喜びを分かち合いたいですね」と喜びのコメントを残した。

一方、大友監督は「前に『MEMORIES』で賞をいただいたので、まだいただけるとは思わなかったので大変うれしいです」と、今回と同じく大藤信郎賞を受賞した第50回(1995年)を思い返し、「評価してもらうのは作った者たちにとってもうれしいことですし、スタッフの代表で受けとっているようなもんなので、これ(トロフィー)をみんなに見せたいですね」とこちらも制作スタッフの労をねぎらった。

住まいが近いこともあり、時折酒を酌み交わすこともあるという2人。

飲みの場でも、やはりアニメーションの話題が上がることもあるそうで、大友監督が「(話を)しますよね。

次は何やるの? みたいな感じで」と語りながら、「なかなか仕事ないですからね」と付け加えると、細田監督はすかさず「いやいやいや(笑)」と控えめなツッコミを入れていた。

また細田監督は、『火要鎮』について「アニメーションを作っている人たちがやりたくてもやれなかったすごい高い技術を『火要鎮』で実現されてて」と語り、「何がすごいかというと、服の模様が人物の動きに合わせて追尾していくんです。

そういうことは今までのアニメーションでなかったことなんです」と熱弁。

一方の大友監督は『おおかみこどもの雨と雪』について、「アニメーションは作品として個性を持って作るというのはなかなか難しいところがあるんですけど、若いアニメーション作家がどんどん自分の世界観を作っているような感じがしました」と新たなる可能性を感じたようで、「この人たちが次の世代を引っ張っていくんだと思います」とたたえた。