ユナイテッドアローズ最高益更新 第3四半期コーエンが好調

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 ユナイテッドアローズが2月7日、2013年3月期第3四半期の決算発表会を実施した。4月から12月までの連結業績は、営業利益、経常利益、当期純利益ともに過去同期間の最高益を更新。アパレル系各社が強化する郊外型店舗として、グループ会社コーエンが展開する「coen」の売上が順調に推移した。

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 2013年3月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比11.6%増の846億円、営業利益が同13.1%増の116億円、経常利益が同12.7%増の116億円、当期純利益は同20.3%増の67億円になり、増収増益を達成。秋冬商品の立ち上げ時は、前年好評だった商品の比重を高くしたことで売場の新鮮さが低下したことや、夏のセールの長期分散化などが影響し苦戦したが、アウターや防寒小物が好調に推移したことで全体では売上を伸ばした。

 単体でみると、ユナイテッドアローズの売上高が前年同期比10.9%増の789億円だったのに対し、グループ会社のフィーゴは同12%増の21億円、コーエンは同25%増の36億円を計上。コーエンは第3四半期累計で10店舗を新規出店したほか、値引販売の抑制等により売上総利益率が改善されたことから業績を伸ばした。近年では、大手アパレルやセレクトショップが郊外SC向けに出店を加速しクロスカンパニーやビームスなどが新業態を展開しているが、竹田光広社長は2008年に先駆けて郊外SC型として立ち上げたコーエンの好調の理由について、「商品の生産ロットや認知拡大のスピードを重視して同時多店舗出店を行っている。アメリカントラッドの要素が強く、今までにないようなテイストであったというのも一つの強みなのでは」と話した。

 また自社ECについては、店舗との連携を高める「O2O(オンライン・ツー・オフライン )」を強化していくという。海外出店は「リサーチを進めており、ようやく可能性が見えてきたという段階」(計画管理室 丹智司室長)と話し、新たに展開する「STEVEN ALAN」の5月以降の出店については、4月に出店する3店舗の実績を精査した上で判断するとしている。