東電、シェールガス原料のLNGを米国から調達--初めて天然ガス連動価格適用

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東京電力は6日、シェールガスを原料とした安価な液化天然ガス(LNG)を米国から調達すると発表した。

同社は、米国のキャメロンLNGが展開中の軽質LNG(従来に比べ単位容積当たりの熱量が低いLNG)輸出プロジェクト「キャメロンプロジェクト」(米ルイジアナ州)からの軽質LNG購入について、売主である三井物産と協議を進めていた。

このたび、同社は三井物産と契約の主要条件について基本合意。

また、同プロジェクトからの軽質LNG購入については、三菱商事とも基本合意に向けて最終的な協議を行っている。

契約期間は2017年から約20年間。

協議中の三菱商事分と合わせ、年間約80万トン超を購入する計画だ。

価格指標には、同社のLNG長期契約として初となる天然ガス連動価格(ヘンリーハブ連動価格)の適用を予定し、現状の価格レベルに比べて3割程度安く調達できるという。

同社は、2012年11月に策定した「改革集中実施アクション・プラン」において、年間調達量の半分に相当する約1,000万トンを米国産シェールガスなどに置き換えていく方針を決定。

米国産LNGを含む複数の供給ソースを検討してきた。

これまでに、今回の調達分80万トンに加え、複数ソースから年間120万トン程度、計年間200万トン程度のLNGを確保したとしている。

軽質LNG導入にあたり、LNG基地の運用方法の見直しや設備の改修なども併せて実施。

柔軟な受け入れを実現するとともに、供給ソースの多様化や経済的な調達にも繋げていくとのこと。

今後については、「電力の安定的かつ安価な供給に向けて、軽質LNGをはじめとする経済的な燃料の安定調達に努めていく」としている。