静岡県浜松市に ”かもめの駅長”の呼ぶゆりかもめが大群で訪れる駅がある!

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静岡県浜松市にある天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅。

この浜名湖に面したのどかな駅で、電車の車両を取り囲むようにゆりかもめの大群が訪れる風景が見られる。

電車にゆられて駅に着くと、たくさんのゆりかもめが一斉に出迎えてくれる。

窓の外には白いゆりかもめの大群――輝く浜名湖を背景に、何とも美しい光景だ。

電車を降りてみると、車両の先頭付近にゆりかもめが集まってきている。

このゆりかもめたちを呼んでいるのは、同市で寿司屋「笹すし」を営む笹田順嗣さん。

同駅にちょうど電車が来る時間帯に餌をまいてゆりかもめを集め、乗客たちを楽しませる。

娘が同駅構内で始めた喫茶「かとれあ」で余ったパンをゆりかもめに食べさせていたことをきっかけに、14年前から始めた。

「地元の天浜線(天竜浜名湖鉄道)の集客の力になれば」と、ゆりかもめが飛来するシーズンは毎日休まず、ボランティアで餌付けを行う。

そんな姿が、地元の人から”かもめの駅長”として親しまれているのだとか。

このゆりかもめの大群が見られるのは、毎年11月から3月頃まで。

電車の時刻は10時台の2回(下り10時32分、上り10時52分)、14時台の2回(下り14時28分、上り14時50分)。

電車の停車時間は通常15秒ほどだが、このシーズンに限っては乗客にゆりかもめの訪れる風景を楽しんでもらおうと1分間とまっている。

笹田さんによると、気温が低いときほど餌をとれなかったゆりかもめの数は多く、600羽〜700羽が訪れることもあるそうだ。

乗客はこの時間にホームに降り立って、また電車の中から、思い思いにこの風景を楽しむ。

駅にいてこの時間帯を待っている人もいるという。

カメラを持った鉄道ファンや観光客も多く訪れている。

天竜浜名湖鉄道は、掛川駅(静岡県掛川市)から新所原駅(愛知県豊橋市)を結ぶ全長67.7kmのローカル線で、地元では「天浜線」と呼ばれ親しまれている。

車窓からは、やさしい田園風景や雄大な浜名湖など、どこかなつかしい風景を楽しむことができる。

ゆりかもめの大群、そしてかもめ駅長に会いに、天浜線の電車の旅に出掛けてみてはいかがだろうか。