あの国が親日国家の理由



トルコやフィンランド、またポーランドやパラオといった国は日本に友好的な感情を持つ「親日国家」さんです。では、これらの国はなぜ日本に友好的な感情を持つことになったのでしょうか? 親日国家となってくれた理由を調べました。



●トルコ

トルコが親日国家となった大きな事件が、1890年に起きた「エルトゥールル号遭難事件」と呼ばれるものです。1890年、演習を兼ねて日本を訪れていたオスマン帝国(オスマン帝国の一部地域が現在のトルコ)の戦艦エルトゥールル号が、和歌山県沖で遭難。日本は遭難者の救助に当たり、生き残った乗組員たちを日本海軍の戦艦で母国に送り届けました。この出来事がきっかけで、トルコと日本に友好的な関係が生まれたといわれています。



また、イラン・イラク戦争時、脱出困難に陥った在イラン邦人を「エルトゥールル号の遭難の際の恩返しをする」として救出してくれたのがトルコでした。その後、日本政府は救出に当たったトルコ人客室乗務員などに勲章を授与しています。





●モンゴル

モンゴルも親日国家です。近年では、元横綱の朝青龍や現横綱の白鵬、日馬富士などのモンゴル出身の力士が活躍していることも影響していますが、モンゴルが共産主義からの脱却の際に日本が援助を行ったことが親日の要因です。また、その後の日本からのODAで発展を遂げたこと、ニュースなどで日本から援助を受けたことを大きく報道していることも影響しているそうです。



●パラオ

パラオは日本のODAで学校や病院、さらには電力供給などが行われました。優れたインフラ整備が行われたことで、今のパラオという国がある、と考える人が多いのだとか。



●フィンランド

フィンランドは北欧諸国の中でも、特に日本に対して好意的な感情を持っている国です。フィンランドは長きにわたりロシアの支配下に置かれていたのですが、日本が日露戦争でロシアと戦ったことがきっかけとなり、独立を果たしたことが理由なのだとか。日本が直接かかわっているわけではありませんが、こうした親日の理由もあるのですね。



●ポーランド

ポーランドも日本に友好的な感情を持つ国です。第一次世界大戦後、ロシアに残留したポーランド人の孤児たちを日本赤十字社が救済したことがその理由です。ロシアと戦争をしていたポーランドは孤児を助けることができず、日本の外務省に救済を依頼。その後、日本の帝国陸軍の支援で、孤児たちは日本経由でポーランドに帰されました。



●アルゼンチン

南米アルゼンチンも親日国として知られています。その理由は、明治時代にアルゼンチンへと渡った日本人たちが、非常にまじめに働き、地域の発展に貢献したこと。これがアルゼンチンの親日感情につながっているといわれています。また、戦争中、海軍同士の交流も盛んに行われたことも理由の一つなのだとか。南米では、ブラジルも明治時代の日本人移民の活躍の影響で、日本人に対して友好的なのだそうです。





現在の親日の理由は、どれも先人たちの行いあってのものばかりです。これからもずっと親日でいてくれるよう、国同士協力していきたいですね。



(貫井康徳@dcp)