北朝鮮、ユーチューブに米都市を火の海にする動画を掲載

写真拡大 (全3枚)

米国が、北朝鮮がインターネット上に掲載した動画に不快感を示している。

『銀河9号に乗って』というタイトルの動画は、青年が夢の中で宇宙旅行を楽しむ話だが、途中、火の海と化した米都市が登場するなど、かなり挑発的な内容となっている。

動画では、カメラを夜空に向けたまま眠る男性が登場。「昨晩、本当に美しい夢をみました」「私が“銀河9”号に乗って、宇宙に向かって飛び立つではありませんか?」という字幕が流れると、男性を乗せたロケットが宇宙に向かって打ち上がる。

衛星が切り離されると、ロケットはそのまま地球を回り始め、男性は地球の美しさ、祖国の素晴らしさに思いを馳せる。だが次の瞬間、「アメリカの黒い煙が見える」としてロケットが米国に接近すると、もくもくと黒煙を上げながら燃え上がる都市が登場。男性は、「おそらく強権と専横な侵略戦争に溺れていた悪の巣窟が、私がつけた火で燃えたようです」と燃え上がる都市ながめながら宇宙から静かに考察する。

3分36秒あまりの動画は、北朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」が2日に公開した。BGMには世界的に有名な「ウィ・アー・ザ・ワールド」が流れており、挑発的なシーンを含みながらも、どこか優雅な感じを与えるように作られている。

米国務省のヌランド報道官は、記者会見で、動画は確認したとしながらも、具体的な言及は行わなかった。

米メディアは、北朝鮮の核実験が差し迫っているとしながら問題の動画を紹介した。

参照:SBS
参照:ヘラルド経済

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。