この時期、受験生に「のど飴」が良いワケ

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大学センター試験も終了し、受験生にとっては最後の追い込みの時期に突入。

同時に風邪やインフルエンザの流行もピークを迎える。

のどがガラガラするなど不快な状態になると、勉強にも集中できないだけではなく、炎症がひどくならないかと不安にならないだろうか? そこで、のどをベストな状態にして風邪から体を守る方法を紹介する。

そもそも、風邪はどのようにして引き起こされるのだろうか? 私たちののどの粘膜には「線毛(せんもう)」という組織があり、毎秒約15回の速さで活発に運動をしている。

線毛は鼻や口から入ってきたウイルスや細菌が粘膜に付着すると、自らの運動によってせきや痰(たん)と一緒に体外に排出。

体内に異物が入らないようガードしている。

しかし、粘膜が乾燥すると線毛の働きが悪くなり、異物から体を守る機能が低下してしまう。

簡単にウイルスや細菌が入り込める状態となり、のどは「痛み」「ガラガラする」などの炎症を起こす。

やがて「せき」「発熱」といった症状に進行し、本格的に「風邪をひく」状態になる。

医師の吉田たかよし氏(本郷赤門前クリニック院長)によると、のどから風邪予防をする手段として「のど飴」の活用を提案している。

「のど飴をなめると、だ液が多く分泌される。

だ液はのどの粘膜を潤(うるお)すだけではなく、中に含まれるリゾチームによる殺菌作用で、風邪やインフルエンザを予防できる」と語る。

さらに、同時に脳に適度な糖分をゆっくり補給できるので、血糖値の乱高下を避けつつ、脳機能の向上とストレスの暴走を防ぐ効果も期待できるという。

また、武蔵野大学薬学部教授の阿部和穂氏も、「のど飴をなめると、だ液の分泌が盛んになる。

線毛の活動を助けて症状がひどくなるのを防ぎます」と、のど飴の有効性を語っている。

特に医薬品ののど飴は、せき止めやのどの痛みなどに対する効きめを得ることもでき、風邪の初期症状に効果的だという。

では、「医薬品ののど飴」とはどのようなものだろうか? のど飴は一般的に「医薬品」「医薬部外品」「食品」の3種に分けられ、その中で、せき止め・声がれ・のどの痛みなど風邪の初期症状に有効とされるものが医薬品ののど飴とされる。

例えば、「南天のど飴」や「浅田飴」など。

ちなみに、「南天のど飴」の”南天”は赤い小さな実がなる木で、古くからせき止め薬として利用されてきた。

また、読み方が「ナンテン=難転」に通じることから、日本では昔から”難を転ずる”縁起の木としても親しまれている。

受験シーズンのまっただ中、南天は「受験のお守り」「縁起かつぎ」としても使えるかもしれない。