高配当利回り株式への注目度が増す可能性

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日本株式市場は、安倍政権の経済活性化策や日銀のさらなる金融緩和への期待、それに伴なう円安の進行と企業業績の改善期待などを背景に、上昇基調を強める展開となっています。

そうした中、日本株式の配当利回りに注目すると、最近の株価の上昇でやや低下しているものの、東証1部の予想配当利回りは2%超え(2月1日時点)と、歴史的にみても高い水準にあることがわかります。

また、10年国債利回りは0.76%(同)であり、債券との比較においても株式投資の魅力度が高い状況にあるとみられます。

こうした背景には、日本企業の事業の効率化や業績の改善傾向などを受け、企業の手元資金が増加していることや、企業が株主還元に対し積極姿勢を続けていることから、日本株式の配当総額が比較的高い水準にあることが挙げられます。

これまでの日本株式の低調な推移なども配当利回りの上昇要因となっていましたが、2012年度および2013年度の配当総額は、前年比で二桁の増額が見込まれていることや、低金利政策が今後も続く可能性があることなどを考えると、大幅な株価の上昇を伴なわない限り、日本株式の配当利回りは比較的高い水準で推移するものとみられます。

足元で日本株式に対する先高感が強まる中、長期投資を睨み、個人投資家などを中心に、日本株式の配当利回りの高さとともに、高配当利回り株式への注目度が増していくと考えられます。

過去においては、1-3月にかけての高配当利回り株のパフォーマンスがTOPIX(東証株価指数)を上回る傾向にあったことなども高配当利回り株への関心を高める要因となりそうです。

(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。

)(2013年2月5日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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