特撮には「CGでは出せない臨場感がある」、全国のクリエイター300人が回答

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円谷プロダクションとバリュープレスは、全国のクリエイター300名に対し「特撮に関する意識調査」を行い、その結果を公開した。

そのなかで「日本ならではのコンテンツとして海外に紹介したいもの」という設問に対し、1位「絵画・イラスト」(46.7%)、2位「特撮」(45.7%)、3位「映画」(37.7%)という回答が得られた。

ここでは2位に挙げられた「特撮」について、さらに掘り下げた質問がいくつか投げかけられている。

「特撮」作品の魅力を聞いてみると、「CGでは出せない臨場感」(59.3%)、「緻密なミニチュア」(55.0%)、「現場のみで受け継がれてきた職人技術」(51.3%)と解答。

臨場感と精巧さは、CG作品では味わえない魅力があるという意見が過半数を超えることになった。

さらに、「特撮」という単語から思い浮かべることという質問に、「円谷英二・『ウルトラマン』シリーズなど」(77.7%)、「『ゴジラ』などの東宝作品関連」(22.7%)、「『仮面ライダー』・『戦隊』シリーズなどの東映作品関連」(9.3%)という結果に。

ほかにも「特撮=SFというイメージが先行しすぎだが、今やどのような作品の中にも少なからず、特殊撮影が用いられており、最終的に作品を”イメージ通りに完成するため”の必要要素だと思う」という意見も。

そして「「特撮」作品が自身の制作活動にインスパイアされたことがある」と答えたクリエーターに、どのような作品にインスパイアされたか聞いてみると、「『ウルトラマン』シリーズ」(29.1%)、「『仮面ライダー』・『戦隊』シリーズなどの東映作品関連」(11.6%)、「『ゴジラ』などの東宝作品関連」(4.7%)など、小さい頃に観た作品が少なからずクリエーターたちに影響を与えていることを垣間見ることができる。

少数回答の中には『スターウォーズ』や『サンダーバード』といった海外作品も挙げられていた。

最後に、世界に紹介したい、または次の世代に引き継ぎたい特撮作品について聞くと、「『ウルトラマン』シリーズなどの円谷プロ作品関連」(37.7%)、「『ゴジラ』などの東宝作品関連」(17.3%)、「『仮面ライダー』・『戦隊』シリーズなどの東映作品関連」(9.3%)という結果。

「後世にも伝えていきたい」「途絶えさせることなく世界に向けて発信していきたい」といった意見もあれば、反対に「新しい人は斬新な考え方でいいものがすぐに出てくる」「面白ければ勝手に広まる」という回答も見受けられた。

なお、同アンケートに答えたクリエイターの内訳は「絵画、写真、イラスト、グラフィック」(57.0%)、「テレビ」(24.7%)、「Web」(24.0%)のほか、CM・PV、映画など。

回答者の年齢は多い順に40代(147名)、50代(87名)、30代(39名)、60代(27名)。

(C)円谷プロ