今の時代、余裕のある家計にしたいなら”二馬力”は基本!【イラスト/斎藤ひろこ】

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小学校に上がる前の小さな子どもがいると、育児と仕事の両立に頭を悩ませるケースが多くなるもの。私自身、6人の子どもを育てており、下の2人はまだ小学校に上がっていないので、その大変さは身にしみています。この時期の子どもはとてもかわいいですが、何をどうしても手もお金もかかります。子どもはいつも親の思い通りになるわけではありませんから、結果的に子どもを原因として、家計が回っていかなくなることもあるかもしれません。今回は、そんな悩み深き子育て世代のお金の問題や、解決法について見ていきます。

基本は二馬力。たとえ保育料が高くても働き続けるべし!

 いまの時代、よほど恵まれた環境にない限り、夫婦共働きの"二馬力"で稼ぐのは当たり前です。切り詰めれば一馬力でもやっていけるかもしれませんが、趣味を謳歌したり、無理なくマイホームを購入したり、子どものためにある程度お金を使ったりしたいのであれば、二馬力であることが必須でしょう。

 ところが、人生においては共働きが難しい時期もあります。それが、"小学校に上がる前の子どもを抱えている"とき。

 小学校前の子どもには手がかかります。特に保育園なり幼稚園なりに上がるまでは、少なくとも片方の親(99%以上の確率で妻)が付きっきりで過ごすことになります。そのため、この時期は特に共働きが難しく、一馬力を余儀なくされるのです。

 ある程度大きくなれば、保育園に預けて二人で仕事ができるようになるからそれまでの我慢、と考える方も多いと思います。が、そうもいかない場合も往々にしてあります。妻が仕事をしたくても保育園に預けられなかったりで、やむなく夫の一馬力になるケースが少なくないのです。

 実際、家計再生コンサルティングの現場でも、「保育園に空きがない」「保育園に預けようとしたら、保育料の高いところしか空きがなく、給料が保育料とほとんど変わらないので、あきらめた」といった声がよく聞かれます。

 ですが、保育園に関していえば、多少保育料が高いとしても、仕事をして保育料を支払うことを(基本的には)おすすめしています。高いところに預けることになっても、しばらくするともっと保育料の安いところに空きが出る可能性がありますし、保育料がかかるとはいえ、妻もフルタイムで働くことで、一馬力よりは家計に余裕が出るでしょう。

 何より、仕事を長期間しないと仕事へのハードルが上がってしまいます。現に、いま専業主婦で、コンサルティングの場では「家計が厳しいから仕事をしたい」といっている人でも、「なかなか良い働き口を見つけることができない」と言っていたり、そもそも働くこと自体が不安で、行動力が鈍ったりしている例を見かけます。

 行動力が鈍った状態だと、お金はなかなか貯まっていかないのです。

やむなく一馬力になるときは、"子ども費"に特別予算を設けよう

 そうはいっても、どうしても一馬力で行かなくてはいけない場合もあると思います。そこで、一馬力の家庭のやりくり方法ですが、原則的には子ども関連の出費の予算を「保育にかかるお金(幼稚園などの保育料)+(利用している場合は)おむつなどの必需品+α」で設定するのがカギです。

 保育のお金と必需品は毎月必ず出ていくお金ですが、+αは余剰分です。もし、保育料+必需品=1万円だとしたら、+α分を加え、たとえば「1万2000円」を子どもの予算とします。

 そして、この+α分は子どもの「特別費」とし、毎回使う必要はなく、少しずつ積み立てていくといいでしょう。そして、季節始めに新しい服を買うときなどに使うのです。

 子どものお金で、思いのほかかさみやすいのが被服費です。子どもは成長が速いため、昨年と同じ服や靴を着られなくなります。お古がもらえればいいですが、そうでなければ季節ごとに服を買い直す必要があり、それが家計を赤字に導く例もよく見受けられます。そのときに、+αとして積み立てていたなかから資金を出すようにすると、毎月の子ども費は一定に保て、家計が安定するというわけです。

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