[其ノ一 株ファンダ編]2013年のヒット商品を予想して、狙え5倍高!
みんなが知り始めた新しい人気商品を買う前に、その商品に関わる銘柄を「青田買い」すれば、いいことあるかも! 消費税増税の直前の年となる2013年に「?来る〞モノ」を予想してみよう。


株って、ヒット商品にアンテナ張るのが一番早いかも… !?

欧州不安、中国リスク、日銀への金融緩和期待……、どれも高まったり、低下したりで安定しなかった2012年。年末こそ、日本の政権交代決定直後からで明確な「株買い・円売り」トレンドができましたが、自民党への高まる期待に政策実現で応えられるのかは不明です。浮き沈みが激しい全体相場は、2013年も同じじゃないでしょうか。

そんな2012年でしたが、一貫してブレることなく買われ続けた銘柄もあります。印象に残るのは、メガネのジェイアイエヌ。普段メガネをかけない人もこぞって購入したパソコン用メガネ「JINSPC」が大ヒットしました。株価も発売時の5倍超まで上昇! 8月に実施した公募増資の発行価格から最大で2倍以上になるすさまじい上げ相場でした。まさに「いいものが買われる」お手本のような動きですが、この現象は即席麺大手の東洋水産でも起きています。花開いたのは袋麺の「マルちゃん正麺」。生麺のような乾燥麺を実現させたことで、「赤いきつね」並みのメガヒット商品になる勢いです。株価も年初来高値の更新街道をひた走っています。



「JINS PC」「マルちゃん正麺」とも、ヒット商品番付で2012年の?前頭〞と?小結〞に選ばれました。ヒット商品番付に選ばれるようなヒット商品を生み出した企業は、問答無用で株も買われるのです。2011年も同様で、?大関〞だったのが「フェイスブック・ツイッター」。いわゆるSNSなわけですが、この年にSNSゲーム大手グリーの株価は最大で2.8倍まで急騰しました。ただし、その後のグリーはさえない動き。ジェイアイエヌも東洋水産も、投資する旬の時期は「ヒット商品番付に出た年」といえます。

振り返れば、「はやっていたJINSのメガネを買うより、JIN(ジェイアイエヌ)の株を買っておけばよかった」という話。それこそ主婦感覚でヒット商品のアンテナを張って、2013年にヒットするものを探すのが一番確かなのではないでしょうか。テクニカルだとか、ファンダメンタルズだとか、そんなものは二の次です。では、どんなものがこれからはやるのか……。ヒット商品にはトレンドがあり、生活に密着したものから生まれているように思います。2013年は消費増税の前年、消費マインドに陰りが出るのは確実で、「お金をかけずに楽しむ」というのが考え方の核になるでしょう。左の表にヒットしそうな新商品を挙げてみましたが、いかがでしょう。ヒットのにおいを嗅ぎ取ったら、その商品より先に株を買うのが基本になりそうですね。



【今月のファンダ師匠】
岡村友哉(YUYA OKAMURA)
金融ジャーナリスト

証券会社の営業、金融情報ベンダーでアナリストを務めた後、現職。日経CNBCでキャスターをこなす。



この記事は「WEBネットマネー2013年3月号」に掲載されたものです。