突然の衆議院解散と自民党・安倍総裁の発言でみごとに?年末株高アノマリー〞を体現した日本株。為替の円安傾向を追い風に、2012年5月以来の「9200円の壁」を突破し、9600円も目前!久々の上げ潮ムードをキャッチする銘柄をどうぞ!!


自民党の政権公約としては「国土強靭化」がマーケット的にはあまりにも浸透しているが、実は「?人〞の強靭化」も有力な裏テーマとして注目されている。それは「スポーツ立国」の実現だ。

安倍首相は憲法改正とともに教育改革にも強い情熱を持つことで知られている。小学校から大学まで「6・3・3・4制」の抜本的改革とともに、スポーツ立国の実現のために「スポーツ庁」「スポーツ担当大臣」の新設を掲げていることが政策の特徴だ。これまでもスポーツ行政の強化は、オリンピック年で入気化している時期に論議されては消えてきたが、今回は経済刺激効果の側面も持っていることから実現性が高まっている。

2013年は特に、この構想を後押しするかのように重要イベントもめじろ押し。まず、今春はプロ野球の「侍ジャパン」が3連覇に挑むほか、サッカーワールドカップ・ブラジル大会のアジア最終予選が6月までに終わり、サッカー熱も高揚の方向にある。

そして9月には、東京、イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の3国が最終候補地として残っている2020年夏季オリンピック開催地が決定する予定だ。東京で実現すれば56年ぶり。

これだけスポーツ関連の話題が集中する年も珍しい。政策の後押しさえあれば、マネジメント会社、広告代理店、スポーツ用品メーカー・販売店、スポーツ施設企業などに、これまでにない収益メリットをもたらすことになるだろう。

今月の噴火目前株3連発!

1. enish(東証マザーズ・3667)
昨年12月に上場したSNS(交流サイト)ゲーム開発会社。初値は公開価格の3倍以上に急騰した。それでも予想PERは15倍程度で、類似会社と比べて割安。しかも12月決算のため、ほぼ前期実績の状態だ。来期利益は4割成長との観測もある中、割負け感の修正に期待大!

2. ジーンテクノサイエンス(東証マザーズ・4584)
昨年11月末上場のバイオベンチャーだが、上場直後にJPモルガン・アセット・マネジメントが大量保有を報告(保有割合は新規で8%!)。IPO直後の大量買いはレア中のレア。しかも長期保有タイプの買い手筋だけに、表面化されていない材料を内包している可能性も?

3. 大阪証券取引所(ジャスダック・8697)
年初に「日本取引所グループ」として東証1部にも重複上場した。TOPIX(東証株価指数)組み入れに向けた先回り買いのほか、外国人買いも加速しそうだ。また、東証株を昔から持つ地場証券会社も、含み益拡大のために株価を押し上げたいはず……。

この記事は「WEBネットマネー2013年3月号」に掲載されたものです。