かねてからの話題作がついに公開! トム・クルーズ主演『アウトロー』。
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本日、映画の日にかねてからの話題作が公開となる。それはトム・クルーズ主演『アウトロー』。先月にはヒロインのロザムンド・パイク、クリストファー・マッカリー監督らと共に来日、多くのファンを魅了した。
男女共に幅広い層から支持されてきた『ミッション:インポッシブル』シリーズとはまた違った新キャラクターが注目される本作、バレンタインデー間近のデートムービーとして楽しめるのか否か、まずはストーリーから。

ストーリー


真昼のピッツバーグ郊外で無差別に6発の銃弾が撃ち込まれ、5名が命を落とすという事件が発生。警察は元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズ(ジョセフ・シコラ)を容疑者として拘束する。だが彼は容疑を全面否認し、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)という男を探すよう求める。その男とは、かつては元米国陸軍のエリート捜査官として活躍していた一匹狼。携帯電話もクレジットカードも免許証も持たず、メールすら使わない……。そして、この男が突然警察の目の前に現れる……。

原作&監督


本作は世界的ベストセラー作家リー・チャイルドの17冊にも及ぶジャック・リーチャーシリーズの“第9作目”の映画化。準備期間にはなんと7年間も費やしたのだという。メガホンを取ったのは、『ユージュアル・サスペクツ』『ミッション・イン・ポッシブル/ゴースト・プロトコル』等の脚本を手がけ、監督・プロデューサーとしても活躍するクリストファー・マッカリー。男性が好きそうな映画の匂いがプンプンする作品だ。

風変わりな主人公!? ジャック・リーチャー


では、女性は果たして楽しめるのか? 映画のタイトルも『アウトロー』(=ならず者、無法者)だけあって、ハードボイルドな“男の世界”な作品なの?と思われてしまいそうだが、そんな事はない。女性も十分楽しめる内容になっていた。

まず、トム・クルーズが演じたジャック・リーチャーというキャラクターが新鮮。誰とも群れず、クールな表情もめったに変わらず……的な部分は『007』のジェームズ・ボンドに似ているのだが、リーチャーはまずこの時代にケータイもクレジットカードも免許証も持たない。Eメールだって使わない。電話をする時は店の公衆電話を使う。スタイリッシュなスーツを着こなす訳でもなく、いつも同じシャツ。何となく昔のウェスタン劇に登場しそうな、まさに“ならず者”といった感じなのだが、どこか余裕ムードも醸し出しビミョーに親しみやすい、妙に魅力的なキャラクターなのである。

みどころのシーン


見どころといえば、様々なメディアでも注目&紹介されているストーリー後半のカーチェイスのシーンだろう。映像トリックは一切使わず、実際に撮影した映像を使用。しかも、トム・クルーズ本人が全て運転しているというのだから驚きだ。(スタントマン無し!と知って見ると余計にドキドキする)。1967年型のシボレー シェベルSSで高速を逆走し、対向車をかわしながら執拗に敵を追跡するシーンは、ドキドキもの。車好きの彼なら興奮間違いなしだろう。ちなみに、来日記者会見の際、トムはこのシーンが以下に大変で危険だったかを少年のように目を輝かせながら20分以上説明してくれた。彼自身も相当の車好きなだけに、かなり気合が入っていたようだ(ちなみに監督も大の車好き)。

ドラマそのものを楽しんで


とはいえ、車にそんなに興味がないのよね〜という女性も少なくないはず。そんな方は、このちょっぴり変わった男、ジャック・リーチャーが繰り広げるストーリーそのものを是非楽しんで。本作は、『M:I』シリーズのように次々とアクションやサプライズが展開されるのとは違って、リーチャーが本当は何を考えているのか、彼と深く関わる女弁護士との関係は? そして真犯人は? と謎をじっくり解き明かしていく楽しみが。そして、クスっと笑わせてくれる場面も。

さいごに


というわけで、トム・クルーズが新たなキャラクターで挑んだ本作は、アクションだけでなくドラマ的要素もたっぷりでトム・クルーズファンでなくても女性も楽しめるエンターティメントに仕上がっている。ただ『M:I』的な華やかさは期待せず、むしろリーチャーの渋さを楽しんで(笑)。
バレンタインデー間近に、気になる彼を映画に誘いたいと思っている方は、(自分よりもまず彼が好きそうな作品として!?)本作を選んでみるのも良さそう。トム・クルーズなら過去の出演作で盛り上がることも出来るし、「トムの若い頃の『カクテル』って映画、見たことないんだけど面白そう。」とか何とか言って、一緒に自宅でDVD鑑賞…という流れも無くもない(妄想……)かも?
(mic)