1月11日付の朝日新聞によれば、安倍晋三首相が、若者や女性の雇用問題を議論する関係閣僚会議を設置し、対応策をまとめるように指示。今後、森雅子少子化相や稲田朋美行政改革相らが中心となって成長戦略を練っていくそうです。

 「日本経済再生には、産業競争力の強化と、それを支える雇用や人材に関する対応強化を、車の両輪として進めることが欠かせない」と安倍首相は述べており、閣僚会議には安倍首相も出席し、若者や女性の雇用について生の声を聞いて景気復興の活路を見出していくとのこと。

 書籍『10年先を考える女は、うまくいく』の著者で、働く女性のアドバイザー的存在として活躍している作家の有川真由美さんは、同書の中で女性が充実した人生を送るには"自分のために自分を守る"ことが必要だと指摘します。有川さん自身、作家になるまえは化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長と様々な職種を経験し、そのたびに女性の社会進出の難しさを経験。特に衣料品店店長だった20代後半は「不思議な充実感」はあったものの心も体も相当ハードだったそうです。

 毎朝店舗に行き鍵を開け、スタッフの1日の作業内容をすべて管理し、1日中座る暇もなく会社の指示通り走り、家路につくのは深夜。はじめは「私がいなきゃ、この店は回らないという使命感でなんとか業務をこなしていたものの、「本当にきつかった」と有川さんは語ります。

 しかし、この「がむしゃらになる時期」が自信という財産になったということです。そんな有川さんが「誤解されるのを承知で」と、前置きしたうえでアドバイスするのは「基本的に仕事というのは使い捨て」だと思ったほうがいい、ということ。

 真面目な女性ほど必死になって働いた結果「プッツン」と糸が切れたように会社に来なくなったり、鬱になってしまうケースも少なくないのだとか。すると復帰には時間がかかり、さらに大きなリスクを負ってしまう。自分の生活と健康は自分で守るしかないのです。

 しかし、それはわかっていても「職があるだけありがたい」といわれるこの時代、すぐに理想の仕事に就くことは難しい。そのため、将来につなげるための修業期間だと考え、「使い捨て上等! ただしこちらも踏み台にさせてもらいますから」という気持ちで、会社に振り回されることなくキャリアを構築し"仕事力"を身に着けていけばよいと言います。「仕事はあくまでも生きていくための手段。目的ではない」と語る有川さん。幸せな未来を掴むには、気負うことなく今と向き合っていくことが大切のようです。



『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』
 著者:有川 真由美
 出版社:PHP研究所
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