ミランがFWマリオ・バロテッリを獲得したのに対し、インテルも対抗している。シュトゥットガルトMFズドラフコ・クズマノビッチの獲得は決まった。アタランタMFエセキエル・スケロットもあと一歩だ。

だが、マッシモ・モラッティ会長はマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)に、3人目の補強も許可を出した。ラツィオのクラウディオ・ロティート会長に対する「無礼」となるかもしれない。ラツィオが追っていたデフェンソール・スポルティングのレジスタ、ディエゴ・ラクサールのことだ。

ラツィオとは同じ250万ユーロ(約3億円)の提示額だが、おそらく選手のチョイスも大きいのだろう。スケロットへの380万ユーロ(約4億6000万円、別途マルコ・リヴァヤの共同保有権)、クズマノビッチへの200万ユーロ(約2億4000万円)と合わせ、インテルは約830万ユーロ(約10億1000万円)を投じることになる。

だが、30日午後にさらなるニュースも届いた。インテルはディナモ・ザグレブのトレクアルティスタ、MFマテオ・コバチッチも手に入れたのだ。同選手は1100万ユーロ(約13億4000万円)で加入する。同選手は驚いたという反応を見せている。

「すべてがあっという間に起きたんだ。まだショックだよ。何を言えばいいのか、分からない。ディナモは僕の家だし、そこを離れるのは難しいことだ。でも、インテルのようなクラブ、世界最高のクラブの一つから呼ばれれば、断ることはできない。もちろん、まだメディカルチェックをパスしなければいけない。でも、単なる形式的なもので済むことを願っているよ」

一方、クズマノビッチの代理人であるマルコ・ナレティリッチ氏は、インテルとの会談後、次のように同選手の移籍を“正式発表”している。

「彼はサインした。メディカルチェックをしているところだ。契約は4年半だよ。イタリアへ戻るという彼の夢がかなうんだ。バレンシアやほかのクラブからもリクエストがあったけど、インテルのオファーを知ってから彼は疑いを持たなかった。明日からもう練習するはずだ」