世界景気の回復が資源関連株への追い風に

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2012年の世界の株式市場では、エネルギーや素材といった資源関連株が世界株式全体の動きに比べ、大きく出遅れる展開となりました。

春先以降の欧州債務問題に対する不安や世界的な景気減速懸念、年央には中国景気の鈍化懸念、年末には米国の「財政の崖」の問題への懸念など、一年を通じて、世界景気の先行きに対する不透明感が高まったことが、景気動向に対する感応度の高いこれらの株式に大きく影響したとみられます。

また、世界景気の減速懸念から、資源価格が低迷したことも株価の下押し圧力になったと考えられます。

しかしながら、足元では、米国で良好な経済指標の発表が相次いでいるほか、中国でも、2012年10-12月期のGDP成長率が前年同期比+7.9%と7-9月期の同+7.4%から加速し、景気の持ち直しが示されるなど、世界景気の減速懸念が大きく後退しています。

また、ドイツなどの経済指標の改善などから、欧州景気に対する見方も改善傾向にあり、世界景気の先行きに明るさが増していると考えられます。

現状の景気動向に6ヵ月程度先行するとされるOECD世界景気先行指数も、直近で小幅ながらも3ヵ月連続で前年を上回りました。

こうした世界的な景気の改善傾向とともに、今後は資源関連株への注目度が徐々に増していくものと考えられます。

特に、一次産品の需要の増減に大きく影響する中国の経済活動が、2013年、2014年ともに8%台の成長率に回復すると予想されていることは、資源価格の上昇圧力になるほか、資源関連株への追い風となるとみられます。

さらに、先進国を中心に低金利政策が続くと見込まれていることは、世界景気の回復と相俟って、資源および資源関連株への資金流入を促す要因になるものと期待されます。

(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません)(2013年1月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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