家族で夕食をとるとエネルギー消費量が減る理由-旭化成ホームズ

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住宅メーカー、ハウスメーカーの旭化成ホームズは、親子同居での暮らし方が生活エネルギー消費量にどのように影響しているかの調査研究を実施。

その結果をまとめた報告書「暮らしの『場』を重ねる二世帯同居とエネルギー消費の関係」を作成した。

同調査は、関東圏・中部圏・関西圏の同社「ヘーベルハウス」(築1年から11年)居住者で、2世帯同居家族693件を対象に、昨年1月から2月と、9月から10月の2回にわたって実施している。

「6人家族が一緒に2世帯住宅に暮らす場合」と、「2人家族(親世帯)と4人家族(子世帯)が別々に2軒の住宅に暮らす場合」のエネルギー消費量を比較すると、2世帯住宅で2割から3割少ないことがわかった。

1戸の家に2つの家族が暮らすことで自然と生活が近づき、家族で時間や空間を共にすることが増える(=「場」の重なりの増加)ということが、大きく影響していると考えられる。

2世帯同居の暮らしを玄関・キッチン・浴室の数をパターン別に分類し、その暮らし方の実態を調査。

その結果、玄関・キッチン・浴室の数が増えるほど、世帯別の場所で暮らす傾向が見られた。

一方、玄関を共有している2世帯住宅では、メインキッチンが2つあっても、家族全員が同じ場所で夕食を食べたり、家族の一部が世帯混合で食べる割合が約2割から3割存在している。

このことから、建物形態の分離度と実際の暮らしの分離度は、必ずしも一致しないことがわかった。

「夕食の場の重なり」とエネルギー消費量の関係について調べたところ、平日に家族が同じ場所で食事をする家族はエネルギー消費量が21.2%少ないことがわかった。

これは、食事行為そのものに付随する設備・家電の使用にとどまらず、食事後にリビングで共にくつろぐなど、その後を含めた「場」の重なりが増えるためと考えられる。

なお、夕食後、家族が一緒に過ごす2世帯同居家族は、暮らしや家族関係に対する満足度が高くなることもわかっており、同社では「家族が一緒に過ごすことが、豊かさとエネルギー消費量削減を両立する1つの方法と言える」と分析している。

詳細は、同社公式ホームページを参照のこと。