「授乳中も当直」「子連れで夜間に職場へ」-女性医師の出産に関する調査

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医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営するケアネットは、2012年12月19日〜29日までの期間で、同社のサイト「Care Net.com」の会員のうち、女性医師1,000人に対して「出産後の復職」に対する意識調査を実施した。

今後出産を考えている女性医師のうち、「短時間あるいは非常勤で復帰したい」と回答したのは約7割。

一方、実際に出産を経験した医師の回答は、「同じ施設にフルタイム勤務」が37.7%で最多。

「別の施設でのフルタイム勤務」(8.4%)と併せると、約半数がフルタイムでの復帰という結果になった。

50代以上では「時短勤務どころか育休すらなかったため」「妊娠中・授乳中も当直した」「夜間の呼び出しに子どもを連れて行った」といったエピソードが寄せられた。

経験者のうち「時短・非常勤」を選択した医師は若い年代ほど増えるが、30代〜40代においても「フルで復帰するか退職かを迫られた」「上司の理解がなく、制度があっても使えなかった」といった声もあるとのこと。

また、出産後の生活を検討する際の不安材料について、上位3つまで選択してもらったところ、経験者から最も多く挙がったのが、「保育所・病児保育など施設の利用」で、48.9%に上った。

「自院の保育所は看護師しか利用できない」「自分が手術中に、発熱した子どもをすぐ迎えに来るよう保育所から連絡がきて途方にくれた」といったコメントが寄せられ、通常の保育所の確保に加え、病院勤務にも関わらず病児保育探しに奔走していることを嘆く声も。

一方、「子どもはペットではない、長時間預けっぱなしにできれば解決する問題ではなく、医師全体での勤務時間短縮が必要」といった意見も寄せられた。