職場の朝礼で「何か一言」を話さなければならないと、非常に緊張するものです。ゆえに、考えに考え抜いた話をしたにもかかわらず、周囲の反応が鈍くて落ち込んでしまった――。そうした経験のある人は少なくないのではないでしょうか。

 大事なことは、職場全体が朝一から意欲の高まる状態にもっていくこと。小難しいことを語るより、「今日一日頑張ろう」と思えるきっかけを提供する方が大事です。ところが、そうしたきっかけを与えるのとは正反対に、一言で周囲を凍らせたり、やる気を無くさせる人がいます。

 みなさんが、そんなガッカリな一言を朝礼で言わないようにするにはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか。

朝礼は意味がある?ない?
「廃止」の方向へ向かっているが…

 あなたの職場は朝礼を行っていますか?そんな朝礼に参加する社員たちは、皆が有意義だと感じているのでしょうか?

 広告代理店に勤務しているKさん(40歳)は、

「朝礼が仕事を始める緊張感を高めています」

 とその重要性を語ってくれました。Kさんだけでなく、長年、朝礼に参加することに慣れている世代の人々は、朝礼は仕事のリズムとして体に染みついているのかもしれません。

 もちろん朝礼は、単に仕事のやる気を高めることだけが目的ではありません。

「来年には○○支社を廃止統合するとメールにて通達しましたが、その背景を説明しておきます」

 というように、重要な伝達事項はメールだけでなく、朝礼で細かな背景などを補足している職場が少なくありません。

 このようにネット環境が整った時代になっても、朝礼は重要な時間と位置付けられています。ただ、90年頃にフレックスタイム制が解禁されると、勤務時間を自らが選べる職場が増え、「出社時間がまちまちになったので、朝礼は廃止」となる会社が増えていきました。

 ちなみにフレックスタイム制とは、1日の労働時間帯を必ず勤務すべき時間帯(コアタイム)と、その時間帯の中であればいつ出社または退社してもよい時間帯(フレキシブルタイム)とに分け、出社、退社の時刻を労働者の決定に委ねるものです。

 ところが、最近はそれに逆行するトレンドになってきているようです。それは、勤務時間の管理が周知徹底されない状態の職場が増えたからではないでしょうか?

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)