インテリア文化研究所(本田榮二代表)では、今年のハイムテキスタイルとドモテックスで展示された新商品を分析したところ、デジタルプリント技術を駆使したインテリア商品が急増し、日本でもブーム到来の可能性が高いという予測を発表した。
今回のハイムテキスタイルではデジタルプリント技術を応用したインテリア商品が目立った。特に壁紙ホールの3号館では、ASクリエーション社などがデジタルプリント壁紙を冠商品として展示したため百花繚乱の趣きがあった。またウィンドートリートメントの4号館でもTeba社やJAB社などがデジタルプリントのロールスクリーンを展示した。中でも話題となったのは「Tebaアートアワード2013」グランプリに輝いた毛糸編みを拡大したデザインのロールスクリーン。毛糸編みのロールスクリーンと見紛う囲気はビジターに新鮮な感動を与えた。本田代表は「コロンブスの卵の例えと同じで一見しただけでは何の変哲もないが、刮目すればするほどデジタルプリントに無限の可能性を感じる」と述べている。

インテリアは気候風土に影響されやすい。デジタルプリント壁紙もアルプス以北の「有機質のインテリア文化圏」のドイツなどの企業は、大自然の風景やエコロジーを意識した花柄、樹木柄、木目柄、モダンな印象の畿何柄が多い。一方、アルプス以南の「無機質のインテリア文化圏」のイタリアなどの企業はフレスコ壁画を再現したものが目についた。
ドイツ壁紙協会ブラント会長は本田代表のインタビューに対して「ドイツでのデジタルプリント壁紙シェアーは2%程度だが、印刷機の普及により今後は大きく伸びる」と答えている。実際、デザイナーホールの4号館では日本ヒューレッドパッカードを含む同社グループがデジタル印刷機を大々的に展示実演し関心を呼んでいた。
本田代表は「日本の気候風土とインテリア文化を的確に把握して商品化すれば、利益率の高いデジタルプリント市場が誕生するはず」と述べている。

なお、これら詳細を報告する2月6日(水)のインテリア文化研究所主催セミナーは、定員に達したので今月末の締切日を待たずに募集を締め切った。