発売から100年以上愛されている商品たち



100年以上続く老舗企業が世界一多い日本には、同じように、発売されてから100年以上もの長期にわたり愛されている「ロングセラー商品」も多く存在します。今回は、こうした100年以上の歴史を持つロングセラー商品たちを紹介します。





●『宇津救命丸』(宇津救命丸株式会社)

「赤ちゃんの夜泣きに宇津救命丸」でおなじみの宇津救命丸ですが、なんと1597年から製造されている日本最古のロングセラー商品です。1597年は豊臣秀吉が朝鮮出兵を行っていた時代。そんな昔からあったんですね。



●『養命酒』(養命酒製造株式会社)

日本の代表的な薬用酒の養命酒も非常に古い歴史を持つロングセラー商品です。製造が開始されたのは1602年。江戸幕府の初代将軍である徳川家康にも献上されたそうです。



●『金鳥蚊取り線香』(大日本除虫菊株式会社)

夏場は大変お世話になる金鳥の蚊取り線香も100年以上の歴史を持つロングセラー商品。製造が開始されたのは1902年です。蚊取り線香は当初棒状だったそうですが、長持ちさせるために渦巻きの形になったそうです。



●『名菓ひよ子』(株式会社東京ひよ子)

東京土産として有名な「ひよ子饅頭」は1912年に誕生し、2012年で100周年を迎えました。元々は福岡県の名物でしたが、東京オリンピック開催の際に東京へ進出し、「東京土産」として知名度を高めたそうです。



●『仁丹』(森下仁丹株式会社)

有名な口中清涼剤の仁丹も長い歴史を持つロングセラー商品。製造が開始されたのは1905年です。コレラの予防を謳(うた)い文句に大きな売り上げを誇りました。最近の若い子の中には仁丹を知らない人もいるそうですが、年配の方を中心に愛用者がたくさんいる商品です。



●『正露丸』(大幸薬品株式会社)

ラッパのマークの正露丸も100年以上の歴史を持つ商品です。製造元の大幸薬品によると、正露丸は1902年に大阪の薬商が開発して販売を開始したのが始まりとされており、1904年には「征露丸」という名前で日本軍が製造するなど、長い歴史を持つのだそうです。



●『大学目薬』(参天製薬株式会社)

大学目薬は参天製薬が1890年に発売し、現在も売れ続けている商品。明治時代に外国人医師の提案により開発された商品なのだとか。パッケージに印刷されている博士風の外国人の写真は発売当初からずっと変わっていないそうですよ。



●『森永ミルクキャラメル』(森永製菓株式会社)

森永西洋菓子製造所(森永製菓の前身となった会社)が1899年の創業当時から販売している商品です。発売当初はブリキの缶に入れて売られていたそうです。1913年の6月10日から現在の森永ミルクキャラメルという商品名になりました。ちなみに、商品名が変更された6月10日はミルクキャラメルの日と制定されているのだとか。



●『三ツ矢サイダー』(アサヒ飲料株式会社)

三ツ矢サイダーも長い歴史を持っており、最初に販売されたのは1907年。今から106年も前です。発売当初は「三ツ矢印 平野シャンペンサイダー」という名前だったのですが、後に「三ツ矢シャンペンサイダー」となり、1968年に三ツ矢サイダーになりました。



●『リボンシトロン』(ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)

リボンシトロンは、1909年に大日本麦酒(現:ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社)から「シトロン」という名前で発売されました。リボンシトロンという名前になったのは1915年です。リボンシトロンのマスコットキャラクター・リボンちゃんが使われるようになったのは1957年からなのだとか。







こういった100年以上のロングセラー商品以外にも、カルピス(1919年発売)、キリンレモン(1928年発売)、ムヒ(1926年発売)、キユーピーマヨネーズ(1925年発売)など、あと少しで100周年に届く商品も数多く存在します。ずっと変わらず愛されているって本当にすごいですよね!



(貫井康徳@dcp)