メルカートに詳しいエルネスト・ブロンゼッティ氏が26日、マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリのミラン移籍について、『ラジオ・ディージェー』で「両チームの差は500万ユーロ(約6億円)だと知っている。私は、31日までに(ミランに)来ると思うよ」と語った。

この日、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は1月のビッグネーム加入に否定的な見解を示しているが、バロテッリについては「99.9%来ないだろう」と可能性を残している。また、バロテッリの代理人であるミーノ・ライオラ氏は、『ラジオ・ディージェー』で次のように語った。

「マリオに関する真実? それはほかの人たちに聞いてくれ。私からは言えないからね。31日まではどんなこともあり得る。我々はチェックしているところだ。お金のことは話していない。実際にはまだ何もないからだ。シティはEUROの途中に届いた4000万ユーロ(約49億円)のオファーを断った。レンタルは彼らの首脳陣が排除している」

つまり、レンタルはなく、あるとしたら完全移籍だけということだ。マンCが要求額を3500万ユーロ(約43億円)から2700万ユーロ(約33億円)へ、さらに2500万ユーロ(約30億6000万円)まで下げたということは、ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長がガッリアー代表取締役に2000万ユーロ(約24億5000万円)までオファーを上げることを認めたということもあり得る。それが、ブロンゼッティ氏が言う500万ユーロの差だ。バロテッリ獲得の夢は続いている。