ロンドン発 日本の若手デザイナーと生地産地をつなぐ書籍「セコリブック」刊行

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 ロンドン発のキュレーションプロジェクト「Secori Gallery(セコリギャラリー)」から、初の書籍「Secori Book(セコリブック)」を刊行された。「Secori Book」は「日本のものづくり」をテーマに、日本の若手ファッションデザイナーと生地産地に焦点を当てて両者の関係を再考するというメッセージを発信。刊行を記念して、渋谷の「ぱりゅこ」では記念イベント「はいてくを、ろーてくで、ファッションへ、」 が1月25日に開かれた。

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 2011年に「ノマドギャラリー」をコンセプトに設立された「Secori Gallery」は、2012年8月に東ロンドンにショールームをオープン。日本の若手ブランドを集めた展示会やイベント開催を通じて日本のファッションデザイナーの取り組みを外に発信すること、「日本のものづくりとは何か」を生産者と共に考え原点回帰することを主軸に広く活動している。「ほぼ手売りに近い状態で販売を始めた。美術館や専門学校・大学の図書館を中心に、書籍と一緒にコンセプトも伝えていける空間で販路を広げて行きたい」と話すのは、「Secori Gallery」の創始者で「Secori Book」のキュレーターも務める宮浦晋哉。「Secori Book vol.1」は若手デザイナーの紹介をはじめ、「藍染・草木染」や「手捺染」など伝統技術やテキスタイル関連の特集を中心に、取材や対談を収録している。杉野服飾大学を卒業後、「ここのがっこう」や「ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(LCF)」を経てロンドンで独立した宮浦は、「渡英をきっかけに、改めて日本のものづくりの大切さを知った」という。

 「はいてくを、ろーてくで、ファッションへ、」では、書籍の手売りをはじめ、「chloma(クロマ)」や「MIYABI(ミヤビ)」など紙面に登場する6ブランドが日本のテキスタイル技術とコラボレーションした新作を発表。福井のケイテー・テクシーノと開発した「ハイテク合繊」を取り入れたウェアや小田原市箱根町の伝統工芸「箱根寄木細工」の木工職人と恊働で制作したクラッチバッグなど、それぞれのブランドによる新作が展示会形式で披露された。

■Secori Book vol.1
 製作/出版:Secori Gallery
 印刷/製本」シナノ印刷株式会社
 2013年1月7日 第一刷発行
 計72ページ
 定価:本体価格 1,050円(税込)
 http://secorigallery.com/