使っちゃう気持ちもわかるけどね…【イラスト/斎藤ひろこ】

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前回から、家計再生のコツをケース別に分類してお話ししています。今回は結婚して"子どもなし・夫婦共働き(=DINKS)"となったケースをご紹介しましょう。DINKSだといわゆる"二馬力"で収入が得られ、家計には余裕が生まれるわけですが、その一方で、一馬力のときとはまた違ったお金の悩みが噴出しやすいもの。そこで、家計再生コンサルティングの現場でもよく相談される、DINKSならではの悩みや、その解決方法をお話しします。

二馬力で家計に余裕があるからこそ、お金が貯められない

 私の事務所には、年代を問わずDINKSの方がたくさん相談にやってきます。二人とも正社員で働き、世帯の手取りが40〜50万円台、もしくはそれ以上という場合もあれば、妻のほうがパートで働き、手取り5〜10万円稼いで家計を助けているような場合もよくあります。

 最近でこそ、日本経済は少し明るいムードですが、景気が本格的に回復したわけではなく、国民の収入は劇的には増えない世の中です。そのため、夫(もしくは妻)一人が働く"一馬力"だと世帯の月の手取りが20万円台にとどまる家庭が多く、家計の運営に四苦八苦してしまう例が少なくありません。その点、DINKSであれば、一馬力世帯や子どものいる家庭などに比べると、お金の問題は少ないように思われがちです。

 実際、子どもがいないDINKSがお金に余裕があるのは間違いありません。ただ、その余裕がアダとなることも往々にしてあります。

 本来、DINKS世帯というのは、単身世帯同様、積極的にお金を貯められます。ところが、子どもにかかる出費がないということであまり緊迫感がないため、先を見越してお金を貯めようという気になかなかなれないもの。特に、正社員同士の夫婦は、お互いに頼らなくても生きていけるくらいの稼ぎがあるため、パーッと浪費をしがちです。

 将来的に子どもを持つことがある場合などは、子どもが生まれてから「あんなに余裕があったのになぜ貯金しておかなかったんだろう……」と後悔する可能性が高いことを忘れてはいけません。

 そして、ムダ使いは、世帯の収入が多ければ多いほど顕著になるものです(DINKSに限らず、どのような世帯であってもそうですが……)。

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