バレンタインデーというイベントが近づくと、ちょっと憂鬱な気持ちになる。

そんな男性は多いかもしれません。

もしかしたら、チョコレートをもらえるんじゃないかとつい期待してしまう自分がどこかにいて、1日をドキドキしながら過ごしたにもかかわらず、結局何ももらえなかったときのやるせなさ……。

そういえば、子どものころも同じような期待をして裏切られてきたじゃないか。

ああ、少し学習すればいいのに。

と自分を責めてしまったり、昔の古傷までわざわざ掘り起こしてみたり。

というわけで、バレンタインデーというとどうしても、つらいというかいたたまれない自分の感情をどのあたりに落ち着かせてこの日を迎えればいいかわからなくて困るという男子は結構多いはずです。

今日は、男子のバレンタインデーにおける正しい過ごし方、この日を迎えるスタンスについて考えてみることにします。

考えてみれば、そもそも何が一番よくないかというと、チョコレートをもらえるかもしれない! と期待をしてしまうことです。

もちろん、期待をしないなんて楽しくない。

期待してドキドキする楽しさというのも捨てがたいものがあります。

しかし、その期待が自分で自覚するよりも大きいと、期待に裏切られたときのショックも大きくなってしまいます。

また、「バレンタインなんて、製菓業界の戦略に踊らされているだけだよ」的な発言をする男子が2月になると毎年出現するものです。

この「チョコレートメーカーの商業戦略うんぬん」発言を、わざわざ口にしてしまうと、場合によっては女の子から、「ああ、チョコレートがもらえない男子の典型的な言い訳だなぁ」と思われるというか、同情されてしまう可能性もあります。

女の子としては、義理チョコといいますか、いつもお世話になってありがとうの気持ちを伝えるチョコレートを友人や上司のために選んだり、手作りしたり、毎年事前準備に悪戦苦闘しているわけです。

そんな努力を「チョコレートメーカーの……」という言葉で片付けられてしまっては、ちょっと悲しい気持ちになってしまいます。

ですから、こういったことは思っても口にせず、ひそかに心の奥底だけで考えるにとどめるか、相当親しい間柄同士だけの内輪の話にとどめておくのがベストな状態といえるでしょう。

近年は義理チョコだけでなく、友チョコも出現し、友だちであれば男性にだけでなく、女子同士でもチョコレートをプレゼントする傾向が強まっています。

ですから、よほどのことをしでかしたか、バレンタインデーは家から一歩も出ないという人でない限り、ほとんどの男性がチョコレートをもらえるといっても過言ではないはずです。

義理チョコでも友チョコでも、チョコレートはもらえるんだからいいじゃない、と女子としては思ってしまいます。

でも、おそらく男性のみなさんは、心の奥底で「義理ではなくて、本命チョコというものをもらってみたい」「意外なあの子から呼び出されたりして、突然チョコレートを渡されて告白される。

それこそが、本当のバレンタインだーっ」なんて考える自分がいて、「そういうふうにもらうチョコレートでないと、バレンタインチョコじゃない。

だから、そんな素敵エピソードがなく、ただのお義理でチョコレートをもらうだけなら、バレンタインの意味なんかないも同然だよー」「『バレンタインデーの存在意義=普段は恥ずかしくてできない告白もこの日ならば女の子からできる』。

それがバレンタインデーなんだー」と考えているから、期待をしてしまったり、期待を裏切られて軽くショックを受けてしまったりするわけなのです。

よくよく考えてみると、そんな素敵エピソードが起きる確率が年に1回もあれば、彼女がいなくてフリーだよ〜という男性もだいぶ減るのではなかろうかと思ってしまいます。