日本に滞在する米国人男性が、日本文化に関するブログ「strolie.blogspot」で、日本のコーヒーについて感想をつづっている。

 日本は世界のコーヒー市場で最大の消費国の一つだと説明。日本で生活する筆者は、日本人はお茶や酒と同様にコーヒー好きなことに気づいたという。コーヒーを飲む人が多いためか、種類も豊富でコーヒーの飲み方も多様だと記している。

 「日本人は食事のあと、コーヒーを注文する」ことや、「会社などでもお菓子を食べながらコーヒーブレイクをしている人が多い」ことを挙げ、日本人のコーヒー好きな様子を伝えた。また、米国では一般的ではない「アイスコーヒー」について、「夏の暑い日には冷やしたアイスコーヒーを飲む人が多い」と記している。

 「高級コーヒー店はパリのカフェのように、ケーキ屋と一緒になっていることが多い」と、日本のコーヒー文化についても語った。しかし一方で、「コーヒーはケーキとセットになっているが、かなり高価なので、女性が友人と会うのに使う場所という感じがするが、男性には入りにくい」という。

 日本で人気のあるカフェは、米国でも馴染み深いスターバックスで、「本当に至る所にどこにでもある」という。筆者もよく利用しているが、その理由は「快適な椅子と無線LANが使用できることと、同日なら100円でコーヒーがおかわりできるサービスで、コーヒーそのものとは無関係な理由」だと記している。

 一方、筆者のお気に入りはマックカフェで「たった100円でおいしいコーヒーが店に座って飲める。自動販売機より安いのがうれしい」と利点を挙げた。

 さらに、「缶コーヒーが最も安くておいしく、コンビニエンスストアや自動販売機でも買える」と紹介。コーヒーの種類の多さには圧倒されるという。「ミルクコーヒーや、ブラックコーヒーなど多彩で、砂糖が少ないもの、砂糖の入っていないものなど、理解するのに一苦労だ」と少しとまどったようだ。

 お茶が一般的だと思っていた日本で、高級なコーヒーから缶コーヒーまで、さまざまな種類のコーヒーが楽しめるのに驚いた様子がうかがえた。(編集担当:田島波留・山口幸治)