テレビのギャラを示す調査結果が話題になっている。
 メディアの調査・分析を行うニホンモニターが『'12年テレビ番組出演本数ランキング』('12年1〜11月)を発表した。トップがバナナマンの設楽統で611本。2位が近藤春菜(ハリセンボン)で560本とは驚きである。
 以下3位が有吉弘行518本、4位が加藤浩次496本、5位が箕輪はるか(ハリセンボン)493本とお笑い芸人ばかりだ。

 なぜ、近藤が2位にきたのか。
 まず、愛嬌があり、同姓からの反発はほとんどない。バラエティーはもとよりドラマも大丈夫。要求された演技もいやがらずに受ける、などであろう。
 「得しているのが、近藤の相方の箕輪はるかです。近藤人気でなにもしないでも儲かる。以前、美川憲一とはるな愛の食べ歩き番組に近藤と箕輪はチョイ出演したが、しゃべるのは近藤だけ。頭にきたはるなも『ちょっと! あんたも何か話しなさいよ』と激怒していました」(テレビ制作会社関係者)

 角野卓造に似ていることから、からかわれたとき「角野(卓造)じゃね〜よ」のギャグは有名。さらにツヤ芸も受け入れ、ダウンタウンや放送作家を前に悶えるオナニーシーンを披露。その模様がテレビ『ガキの使いじゃあらへんで』(日テレ系)で放送された。こんな捨て身の演技やギャグが評価されている。

 '12年はいくら稼いだのか。
 近藤クラスで1本のバラエティーに出た場合、推定70〜80万円ほど(5〜6年前は100万円が相場)。仮に75万円として560本であれば4億2000万円。すべて箕輪と一緒に出たのであれば、箕輪と折半になるが2億円は下るまい。
 「売り上げの半分を吉本興業がもっていくとして、近藤は1億円が収入となる。他にCMやイベント司会料金も近藤の収入。驚くべき稼ぎです」(芸能界事情通)

 '13年もお笑い芸人の高ギャラ現象は続くに違いない。