メルヘンな花の世界にうっとり☆「クライドルフの世界」展

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そりゃあ彼からバラの花束と指輪でプロポーズなんて、かなりベタだと思うけど・・・でも、やっぱりロマンティックだよね。そんな特別なときじゃなくても、花をもらうのは嬉しいし、部屋に花があるのはホっとするもの。実は、花には癒しの効果があるんだって。実際の花もいいけれど、今、横浜・そごう美術館で開催されている「スイスの絵本画家 クライドルフの世界」では、スイスの高山植物の花々や、ユーモラスなバッタや小人など、独特なメルヘンの世界が観られちゃうの。

エルンスト・クライドルフはスイス・ベルン出身の画家・詩人で、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパで多色刷りのハイクオリティな絵本文化が生まれた先駆けとなった画家の1人。
「初期の絵本『花のメルヘン』は、南バイエルンで療養生活をしていたクライドルフが1894年11月末のある日、季節はずれに咲く花の美しさにひかれて手折ったものの、すぐに後悔し、このはなかない命を永らえようと絵に残したスケッチから構想を得ています。絵本の中では、さまざまな花や草などがバッタや蝶たちとともに擬人化されており、クライドルフ独特の世界が花開いています」
と担当学芸員の石間戸智恵さんも語るように、花の美しさを際立たせるクライドルフは必見の価値あり!

今回の展示は、クライドルフ協会・財団とベルン美術館の全面的な協力のもと、美しい彩色が施された絵本原画を中心に約220点の作品でクライドルフの世界をたどるもので、日本で初めてとなる本格的な回顧展だそう。さらに2月21日(木)にはフラワーアーティストの岡田歩さんによる「大人のためのコサージュ作りワークショップ」も! 日々忙しくてお疲れ気味なあなたにふわっとパワーチャージ、ユーモラスな花々に癒されに出かけてみては!?  彼と一緒に出かけて、たまには「花束」のおねだりをするキッカケにしてもいいかも。女の子らしい一面を見せて、彼との距離を縮めちゃお!