「マンガ大賞2013」ノミネート11作品が決定――今年は『山賊ダイアリー』や『人間仮免中』エッセイ漫画が躍進

書店のマンガ担当者を中心に有志により運営される『マンガ大賞2013』のノミネート作品が決定した。

ノミネート対象は、2012年1月1日から12月31日までに出版された単行本で、最大巻数が8 巻までのマンガ作品。その中から第1次審査で審査員投票により上位10作品が絞られた。ただし今回は同票が含まれるため11作品になっている。

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今後は2次審査が行われ、その上で大賞作品が決定される。発表は3月下旬が予定されている。

『暗殺教室』松井優征
『海街diary』吉田秋生
『乙嫁語り』森薫
『俺物語!!』原作:河原和音 作画:アルコ
『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』九井諒子
『山賊ダイアリー』岡本健太郎
『テラフォーマーズ』原作:貴家悠 作画:橘賢一
『人間仮免中』卯月妙子
『ハイスコアガール』押切蓮介
『ぼくらのフンカ祭』真造圭伍
『ボールルームへようこそ』竹内友

なお、今回昨年になかった傾向として上げられるのは「エッセイ漫画」が2作品ノミネートされている点。

1作品目は漫画家であり新米猟師の日常を描いた岡本健太郎の『山賊ダイアリー』。ちなみにキャッチコピーは「カラス食べたことありますか?」。
本書では狩猟免許の取得から実際の猟での様子が丁寧に描かれており、今までにないジャンルとして注目を集めた作品。

そして2作品目は元エログロAV女優(ミミズを食べちゃったり、大○を食べちゃったりする方面)の漫画家・卯月妙子の『人間仮免中』。前夫の自殺や借金問題など紆余曲折の上、新たな彼氏との恋愛模様と更なる問題を涙あり、笑いありで描かれている。

正直どちらもかなりパンチが効いた作品。これまでの「マンガ大賞」ノミネート作品は、生粋の漫画作品が多く目立た。
今回ここまで異色の作品がノミネートされたということは、審査員の幅も大分広がったという事だろうか?

もしかすると今年の「マンガ大賞」ではかつてない嵐が吹き荒れる?かもしれない――。

公式サイト
http://mangataisho.com/