日本は相変わらず輝いている
マレーシアで知った日本製品の信頼

 マレーシアのタクシードライバーが見る「日本」は、相変わらず輝いている。

 出張でマレーシアに行ったのだが、印象深いことが2つあった。1つは、私の移動に際して専属で付いてくれたインド人のタクシー運転手の言葉だった。

運転手 日本のメーカーは違うよ、クオリティが高い。韓国や中国のメーカーと比べてもまだまだずっといいよ。

筆者 でも、日本のメーカーも韓国や中国に追い付かれ、追い越されて、大変だよ。ニュースでも、日本よりも中国や韓国メーカーのものが目立つだろう?

運転手 ニュースはそう書いているけど、関係ないよ。ここの人々は、日本製品の素晴らしさを長い間実感してきたんだ。そう簡単に変わらないよ。今でも日本製品が一番だよ。中国製は確かに安いけど、同じ値段なら絶対に日本製だよ。

 その運転手さんは、マレーシアに進出している日本企業と多くの仕事をしており、たくさんの日本人をアテンドしてきたと話していた。

 彼は、「日本人は時間と約束をしっかり守るし、支払いもスムースだ。他の国の企業との仕事ではもっとたくさんトラブルが起こるから、日本企業との仕事はいつでもウエルカムだ」とも言っていた。

 ここで重要なことは、日本企業と日本製品がこれまで積み上げてきた信頼はそう簡単には崩れないということだ。パナソニック、シャープ、ソニー、NECが軒並み巨額赤字を出し、マスメディアが「日本の家電メーカーは風前の灯」と大合唱しているが、それは日本企業が信頼を損なったことを意味するのではない。

 安くて使うのに困らない程度の電化製品は、中国やその他のアジアの国で量産されるようになったが、日本製品のクオリティの高さ、故障の少なさは、相変わらず高い。円高が続いていたため、競争力は低下しているが、信頼は低下していない。

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