現在、多くの大学では就職活動が本格化する1月中旬〜2月初めにかけて、秋学期の期末試験を実施しています。この自分の将来がかかっている非常に忙しい時期に3年生は大学の単位をどのように取得しているのでしょうか。果たして本当に学業に力を入れることができているのでしょうか。

 今回は、1月というとても大変な時期に、どのようにして就職活動をしながら単位を取得できたか、慶應義塾大学法学部法律学科に在籍しているある4年生に取材しました。

就活のために履修は春学期に集中
秋学期はレポート提出の授業ばかり

 そもそも就職活動を控えた3年生は、春学期と秋学期で履修の配分を上手に分けています。まだ就職活動が解禁されない7月末に期末試験が行われる春学期に履修を固めて、秋学期の期末試験やレポートの負担を減らそうとしているようです。この学生は春学期に30単位、秋学期に16単位履修していました。詳しく話を聞いてみると下記のようなものでした。

 春学期の期末試験がある7月末は、企業のサマーインターンの選考と重なり、勉強時間は減るものの、試験問題が指定された語句を用いた論述問題であった労働法の2単位を落とすだけで28単位取得できました。また、周囲にも春学期でしっかり進級単位を獲得してから就職活動を始めたいという学生が多いようです。

 秋学期においては、期末試験がある授業を10単位(うち6単位は持込み可)、出席と2000字程度の簡単な期末レポートで評価が決まる授業を6単位履修していたそうです。持込み不可の4単位分を除くと、ほとんど勉強時間を割いておらず、期末試験はあまり負担にならなかったそうです。セミナーなどが行われず、比較的まとまった時間が取れる年末年始においても、期末試験の勉強には全く触れず、むしろ就職活動で企業が参考にするテストセンターの勉強に力を注いでいたといいます。

 さらに、確実に単位が取れる自信があって、期末試験の前後の時間にもセミナーを入れて、リクルートスーツで大学の試験を受けるくらい就職活動優先で動いていたと語っていました。それでも16単位すべて取得することができました。

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