向後の7日株!:中期上昇トレンドの初動!?値幅調整終了で先高感強まる資源株 (331X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

日本コークス(3315)が今日の注目銘柄!

運転停止中の原発再稼働が見通せないうえ、原発の新増設もメドが立たない状況が続く状況下、電力の安定供給を確保するべく、九州電力(9508)は13年ぶりに火力発電所を増設します。そこで、火力発電への関心が一段と高まると考え、海外炭の輸入を中心としたエネルギー事業を手掛ける、同社に注目します。

ちなみに、73年の第1次石油ショック以来、リスク分散の観点から、安価な海外の石炭を輸入し、石炭火力の割合が増えた結果、石炭火力発電はいまも大きな比率(2010年度で25.0%)を占めています。石炭は、資源量が豊富で、燃料の調達先が石油に比べ分散し、他の化石燃料と比べ低価格で安定しているからです。確かに、石炭火力はCO2を大量に出す問題点がありますが、石炭をガス化してガスタービンで燃焼させるという新方式も開発され、CO2排出量を減らす取り組みが行われています。

ところで、同社は、コークス製造拠点である北九州事業所において、06年より稼働中の2ABコークス炉用CDQ(コークス乾式消火・発電設備)に続き、1AB炉用CDQを新設しました。これにより、更なる省エネルギー、延いてはCO2削減を実現し、発電した電力は全量主要株主かつ主要取引先である新日本製鐵(5401)に供給しています。また、石炭事業においては、同じく主要株主かつ主要取引先である住友商事(8053)とのアライアンス強化により、石炭調達先の多様化・安定化を図っています。

なお、13年3月期通期連結業績予想は、売上高は1,165億円(前期比7.5%減)、営業利益は69億円(同19.0%減)、経常利益は57億円(同20.6%減)、当期純利益は33億円(同29.8%減)の見通しです。同社グループの業績は、主力のコークス事業において製品の販売数量は増加したものの、価格下落の影響を受けたことや、12年3月期における連結子会社の譲渡により、13年3月期第2四半期連結累計期間の連結売上高は、前年同期比93.71億円減少の558.71億円となました。しかし、この足元業績の苦戦は、昨年11月2日の第2四半期決算発表後の90円台での株価低迷で、織り込み済みとの認識です。

チャート的には、21日の日足の大陽線は、中期上昇トレンドの初動との認識です。
翌22日に長大陰線を引きましたが、安値は128円で、21日の127円との窓を埋めたこともあり、僅か1日で値幅調整は終了した可能性が高いとみています。22日に、昨年2月27日の140円をザラ場でブレイクし、一時148円まで上昇したこともあり、日足のローソク足で「上ひげ」となったことを割り引いても、先高観は非常に強いと考えます。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。